【分析】大手予想会社(2社)のIPO初値予想は、どちらが優秀?

【№1478】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

たぶん、あれでしょうね?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

初値予想と結果から、2社を比較してみたぞ!!

大手予想会社(2社)の初値予想・結果を分析すると?

 プロの初値予想として、IPOブログに頻繁に登場する大手予想会社の2社。「どちらが、予想精度が高いのだろうか?」という素朴な疑問が湧いたので実績を調べてみました。

予想の精度分析の方法なんて知らないので、今回は以下のように単純な比較と分析です。f(^^;)

①どちらの初値予想が、初値に近かいのか? どんなに初値から乖離していても、近い方が「勝ち」
②それそれの、的中回数と的中率
③それぞれの、公募割れ予想回数と的中率。
※大手予想会社の初値予想は、直前予想(上場日の前日)を対象とする。
※2社を区別するために、1社を「T」とし、もう1社を「F」とします。

どちらの初値予想が、近いのか?

2022年 勝ち数・勝率

 
勝ち 27社 10社
勝率 73.0% 27.0%

※対象IPOは、7月29日上場のエアークローゼットまでの41社。引分が4社あります。

2021年 勝ち数・勝率

 
勝ち数 71社 39社
勝率 64.5% 35.5%

※対象IPOは、2021年上場の125社。引分が15社あります。

初値予想の的中回数と的中率!!

2022年 的中数と的中率

 
的中数 1社 0社
的中率 2.7% 0.0%

2021年 的中数と的中率

 
的中数 11社 3社
的中率 10.0% 2.7%

公募割れ予想回数と的中率!!

公募割れ予想とは、その名の通り「初値予想が、公開価格未満」の場合です。f(^^;)

2022年 公募割れ予想回数と的中率

 
公募割れ予想回数 6社 0社
的中率 50.0% 0.0%

※2022年度の公募割れ社数は、12社(7月末上場まで)

2021年 公募割れ予想回数と的中率

 
公募割れ予想回数 11社 1社
的中率 61.1% 5.6%

※2022年度の公募割れ社数は、18社。


公募割れ予想回数が少ないので、公募割れリスク「高」の意味で「初値=公募」予想を公募割れ予想回数に含めると ・・・ 。

2022年 公募割れ予想回数と的中率
(「初値=公募」予想を含む)

 
公募割れ予想回数 9社 7社
的中率 75.0% 58.3%

2021年 公募割れ予想回数と的中率
(「初値=公募」予想を含む)

 
公募割れ予想回数 13社 12社
的中率 72.2% 66.7%

管理人の独り言

 遊びのような大手予想会社(2社)の初値予想の分析でしたが、優劣をつけてみれば、「T」の初値予想が「F」より優秀であることがわかります。

しかし、同様に予想の的中回数(率)も「T」が良いのですが、プロと言えども初値予想の「的中」は難しいようです。(>_<)

 管理人が最も注目したのは、公募割れ予想と的中率でした。100%公募割れを予想することはできていませんが、明確に公募割れすると予想した回数は「T」が圧倒的です。それでも、2022年の公募割れ予想が少ないのは、例年以上に公募割れ要因が複雑になっているのでしょうか?

「F」の公募割れ予想があまりにも少ないので、「初値=公募」予想を公募割れリスク「大」として、公募割れ予想に入れると2社の予想数はほぼ同じになります。この点を考慮すると、初値予想に対する会社の方針が大きく違いのでしょうか? 会社の事情もあったりして ・・・ f(^^;)

では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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