【分析】DMM.com証券の”倍率”

【№1549】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

へー!! DMM.com証券の倍率がわかるのですか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

正確ではないが、目安にはなるじゃろ!!

はじめに

 にほんブログ村で「IPO・新規公開株」を見ていたら、「IPO超穴場!?某証券会社の実力は・・・?」の記事が目に留まりました。これは、ブログ「200万から始める投資記録」(ブロガー:MEG氏)の昨日(9/13)の記事です。

記事の内容は、「DMM.com証券の分析」です。文中に『日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」を見ていたところ、多数のブログ様がほぼノーマークの証券会社を見つけてしまいました。その証券会社は・・・DMM.com証券です!!』とあります。

「管理人も、DMM.com証券の分析記事をいくつかアップしたことがあったはず ・・・ ?」と確認してみたら、最新の記事では2022年5月7日の委託幹事の比較分析、最も古いものでは2020年6月9日と2年以上も前のDMM.com証券の単独分析(下記参照)でした。時間の経つのは早いものですね。f(^^;)


 今回は「IPO超穴場!?某証券会社の実力は・・・?」の記事に触発されましたので、ブロガーのMEG氏をリスペクトしつつ、管理人も久しぶりにDMM.com証券の分析をしてみました。

分析テーマは、ズバリ「DMM.com証券の倍率」です。(^^)

DMM.com証券の抽選枠は、どれくらい?

DMM.com証券 取扱IPOの抽選枠実績

上場日 銘柄 コード 上場先 抽選枠
3月02日 ビーウィズ 9216 東証一部(東証プライム) 2本
3月11日 セレコーポレーション 5078 東証二部(東証スタンダード) 2本
3月31日 ノバック 5079 東証二部(東証スタンダード) 1本
4月21日 ASNOVA 9223 名証ネクスト 5本
4月27日 モイ 5031 東証グロース 5本
6月23日 ジャパンワランティサポート 7386 東証グロース 3本

※上記は2022年度の抽選枠実績でが、現時点では6月までの実績しかわかりません。


 DMM.com証券のIPO取扱は、現在のところ100%委託幹事です。同じ委託幹事のCONNECTなどは、大和証券から抽選枠が回ってきますが、DMM.com証券は独立系の証券会社のため、抽選枠は最大で5本です。つまり、当選者も最大5人までということですね。f(^^;)

DMM.com証券でBBに参加するのは、何人?

 ここはまず、抽選倍率を公開している楽天証券の最新情報(2022年6月度)から、参加率を分析してみましょう。(^^)

上場日 銘柄 倍率 抽選枠 参加者 参加率
6月23日 ジャパンワランティサポート 219倍 58本 12,802人 0.16%
6月23日 ホームポジション 25倍 466本 11,150人 0.14%
6月23日 坪田ラボ 122倍 265本 32,330人 0.40%
6月24日 マイクロ波化学 88倍 174本 15,321人 0.19%
6月27日 イーディーピー 491倍 29本 14,239人 0.18%
6月27日 サンウェルズ 35倍 236本 8,260人 0.10%
6月28日 M&A総合研究所 281倍 103本 28,943人 0.36%
6月29日 マイクロアド 105倍 186本 19,530人 0.24%
6月30日 AViC 163倍 154本 25,102人 0.31%

・倍率 : 楽天証券公開情報より
・抽選枠: 日本証券業協会協会情報より
・参加者: 楽天証券公開情報(口座数:8,049,164口座・2022年6月末)をベースに計算


いくら楽天証券のBB参加率がわかっても、肝心のDMM.COM証券の口座数が不明だとBB参加者数が計算できないと思うでしょ!! 大丈夫です。そこはなんとかなるのです。DMM.com証券の口座は4種類あり、口座数の内訳は以下の通りです。

DMM.com証券 口座数内訳

口座種類 口座数
DMM FX 878,000口座(833,000口座)
DMM CFD 102,000口座(94,000口座)
DMM BANUSY 55,000口座(45,000口座)
DMM 株 108,000口座(87,000口座)

※2022年3月末時点。( )内は、2021年3月末時点。


DMM.com証券でIPOのBBに参加できる口座は、「DMM 株」の口座ですね。

DMM.com証券の倍率は?

 IPOのBB参加率は、IPOの内容によってまちまちです。楽天証券の6月IPOのBB参加率も、「最高:0.4%・最低:0.1%」とぶれます。
前受金不要のDMM.com証券ですから、楽天証券より参加率は高いかもしれません。しかし、正直よくわかりませんので、楽天証券の参加率(最高・最低)で計算すると、DMM.com証券BB参加者と倍率は、こうなります。DMM.com証券の口座数は、3月末時点と若干のズレがありますが、そこはご容赦願います。要は、DMM.com証券の倍率の目安がわかれば良いのです。f(^^;)

DMM.com証券の倍率(目安)

銘柄 抽選枠 参加者 倍率
ビーウィズ 2本 108人 ~ 432人 54倍 ~ 216倍
セレコーポレーション 2本
ノバック 1本 108倍 ~ 432倍
ASNOVA 5本 22倍 ~ 86倍
モイ 5本
ジャパンワランティサポート 3本 36倍 ~ 144倍


 参加率の高・低で、倍率にも幅ができてしまいましたが、抽選枠が極少であることを考慮すると、高い方の倍率でも、悪くない倍率に思えます。

偶然ですが、ジャパンワランティサポートは、楽天証券・DMM.com証券がそれぞれ取り扱っています。あくまで、BB参加率が同じだとすると、倍率は ・・・ 。

ジャパンワランティサポートの倍率比較

証券会社 抽選枠 参加者 参加率 倍率
楽天証券 58本 12,702人 0.16% 219倍
DMM.com証券 3本 173人 58倍


 「DMM.com証券の倍率は、楽天証券より低い」。そんなことがあるのでしょうか? しかし、参加率次第とは言え、楽天証券より当選し易い可能性も否定できません。
なお、DMM.com証券の参加率が1%ならば、参加者は1,080人となり、倍率は360倍になります。

最後に ・・・
 今回は「DMM.com証券の倍率」分析でしたが、DMM.com証券が穴場的証券会社であるかのご判断は、読者の皆様にお任せします。当記事でDMM.com証券のBB参加率が上がったら倍率も上がります。
しかし、残念ながら当ブログの読者様は多くないので、倍率が上がることはないでしょう。その気になられた読者様は、がんばってDMM.com証券で申し込んでみますか? と言っても、抽選枠は極少の上、BB参加以前に初値が期待できるIPOの取扱が少ないように思えますね。(*_*)

久しぶりの分析で、力が入ってしまったようです。時計を見たら、記事のアップまで6時間も使ってしまったようです。・・・ で、最後は「当ブログの読者様は多くない」という自虐的なエンディングですか!! う~ん f(^^;)


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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