【上場承認】”コーチ・エィ” って、ブランドの「コーチ」と何か関係が?(概要・難易度・売り圧力)

【№1714】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

ブランドの「コーチ」と何か関係が ・・・ ?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

「コーチ」の由来が面白いぞ!!

 当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。
 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;)
 ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察
 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出

社名由来・意味

 「コーチ」という言葉は、1900年以降、英語圏発祥のスポーツで使用され、1950年代にビジネスマネジメントの世界でも使われ始めたとのこと。
「コーチング」は1990年ごろからアメリカを中心に広まり、2000年ごろから、日本でも経営者やマネージャーの研修に用いられるようになりました。
確かに2005年頃から、「コーチング」をタイトルにしたビジネス書が多く出版された記憶があります。同社の設立も、2001年ですね。(^^)

調べてみると、英語の「コーチ」という言葉には由来がありました。
「コーチ」は、中世ヨーロッパの交通の要所で馬車の産地だったハンガリーの「コチ」(Kocs)に由来し、鉄製のサスペンションを使った快適なコチ産の大型馬車が「コチの馬車(コチ・セケール)」と呼ばれるようになってヨーロッパに広まり、やがて「コチ」という言葉がヨーロッパで普通名詞化していき、500年ほど前から「馬車」そのものを意味するようになった。

ブランド「コーチ」のロゴ(4輪馬車)もここに由来します

 英語圏ではそこから転じて、人を目的地まで連れて行ってくれるということから鉄道の客車やバス、運転手付きの自動車もコーチと呼ばれるようになっていった。さらに、教師が鞭を使って教えていた時代の1830年頃、オックスフォード大学の学生間のスラングにおいて、試験対策のための家庭教師が「目的地に連れて行く手段である馬車」に引っ掛けて「コーチ」と通称したことが由来となり、インストラクターやトレーナーをも指すようになったとされます。

言われてみれば、「コーチとは人を目的地まで連れて行く手段」ですね。

 なお、”コーチ・エィ” の「エィ」は、アルファベットの「A」。小文字の「エ」の理由はいまいち不明ですが、「エィ」という掛け声と、トップの意味の「A」を引っ掛けていたりして ・・・ 。f(^^;)

IPO Outline

会社名 株式会社 コーチ・エィ [9339]
本店所在地 東京都千代田区
上場市場 スタンダード市場
設立年月日 2001年 8月 31日
業種別分類 サービス
事業概要 コーチングによる組織開発事業及びコーチング人材育成事業
規模 中型(時価総額34.4億円、吸収金額13.2億円)※想定価格ベース
親子上場 なし
幹事会社 野村、みずほ、楽天、SBI、岡三、丸三、松井
BB期間 12月 6日 ~ 12月 12日
抽選発表 12月 13日
上場予定日 12月 22日
同日上場 jig.jp(5244)、エージェント・インシュアランス・グループ(5836)
発行株数 1,742,400 株
公開株数 839,500 株
公募: 450,000 株 + 売出: 280,000 株 + OA: 109,500 株
(公募内訳:新規株式発行 450,000 株、自己株式処分 – 株)
売出比率,OR 売出: 33.4 % OR: 38.3 %
想定価格 1,570 円
海外向け販売 なし
難易度 主幹事(野村)の割当株数を85%とすると、予想抽選枠は571本。
抽選枠が1,000本以下だと、かなり厳しいものがあります。f(^^;)

事業内容

 日本国内及び海外において、コーチング事業を展開しております。コーチング事業は、システミック・コーチングTMによる組織開発ビジネスとコーチング人材育成ビジネスから構成されており、法人クライアントをメインターゲットとしています。

システミック・コーチングTMは、組織開発に向けたコーチングであるため、組織内にヒエラルキーや部門間の隔たりが存在する事で生じる、コミュニケーションの減少や生産性の低下等の課題を潜在的に持つ企業が主なクライアント企業となります。

業 績

回次 第17期 第18期 第19期 第20期 第21期
決算年月 2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 2021/12
売上高(百万円) 2,850 3,025 2,676 2,433 3,307
経常利益(百万円) 244 271 205 △396 417
当期純利益(百万円) 315 226 211 △299 245

※第19期まで単独決算。第20期から連結決算。


経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。

手取金の使途

充当先(予定) 金額
運転資金 645,943 千円
設備資金 144,000 千円
2,198 千円
792,141 千円

売出株放出元

株主 関係他 売出株数
㈱伊藤ホールディングス 下記参照 280,000 株
  280,000 株

※役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社とは、代表取締役社長 伊藤守氏の資産管理会社と思われます。

VCの有無

VC : 0

売り圧力

発行済株数 1,742,400 株
売出株数 280,000 株
残(株主保有株) 1,462,400 株
・180日ロックアップ 1,446,400 株
・1.5倍ロックアップ解除① 0 株
・ロックアップなし② 16,000 株
・第三者割当(継続保有) 1,600 株
上場初日に売却可能性のある株数(①+②-③) 14,400 株

ストックオプション(新株引受権)

・ストックオプション(行使可能) 0 株(0 株)


では、また (^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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