【№1269】
初値は公募割れしなかったじゃないですか?
売却せず、保有されている方が多そうなのじゃ。
“守谷輸送機工業”の上場初日は?
上場初日の四本値・出来高
公募価格:810 円
初値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
820 円 | 821 円 | 738 円 | 748 円 | 1,478,000 株 |
+1.2 % | +0.1 % | ▲8.9 % | ▲7.7 % | ⇦ 公募比 |
9:00 | 9:00 | 9:30 | 15:00 | ⇦ 時刻 |
初値は公募割れするかと思っていたら、初値は+10円の820円。意外とがんばりましたね。しかし、その後がいけません。ドーン!! と急落して、後は低空飛行。(>_<)
公開株数(4,899,000 株)に対して、出来高は 1,478,000 株。初値こそ公募割れしなかっただけで、上場初日にもかかわらず、売買の少な過ぎます。(>_<)
本日の日経平均は、+890.88 円も上昇。パッとしない東証二部上場のIPOなど、見向きもされなかったということでしょうか。
公募割れを回避できた方は?
さて、この守谷輸送機工業を公募でゲットされたIPO愛好家で、公募割れを回避できた方がどれだけいるのかを見てみましょう。
公開株数 | 出来高(初値時) | 公開株数比 |
4,899,000 株 | 504,900 株 | 10.3% |
守谷輸送機工業の売り圧力はゼロ。
ロックアップなし、1.5倍ロックアップ解除、ストックオプション(行使可能)、すべてゼロ。
初値で売却できた方は、公募でゲットされたIPO愛好家だけです。
約9割の株が初値売りされなかったことになります。公募割れしたら困る(損切りしたくない)ので、初値売りの注文を出されなかったのか? 公募価格が 830円と安価のため、公募割れしても(下落しても)しれているで、保有することにされたのか?
確かに、終値ベースでの福損は▲6,200円。・・・ ですが、下落率は▲7.7%とけっこう大きいですね。f(^^;)
では、初値(810円)以上で売却された方(損失を出さなかった方)を見てみましょう。上記チャートの「ここを分析」の部分です。(^^)
公募(810円)~高値(821円)の株価で売却された株(出来高)の合計は、645,300株。(本当は違いますが、)これを公募でゲットされた株として考えた場合、公開株数比は 13.2%。あまり変わりませんね。f(^^;)
つまり、守谷輸送機工業の初値は公募以上になりましたが、初値売りを含み公募割れを回避できた方は少なく、初値未満で損切りをされたか、まだ保有している方が大半のようです。
ただ、株価が公募(810円)以上であったのは、9時7分15秒まで。この短時間で売却できる方は、事前に売り注文を出された方を除くと少ないはずです。
初値売りの傾向としては、「初値が公募近くだと、初値売りをされない方が多い」ですね。f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2つのブログランキングに登録しています。
記事が面白かったら、応援の意味で下記の
「このブログに投票」をクリックしてくださいね。(^^)