管理人は、IPOの分析・解析が大好きです。当選確率が上がるような素晴らしい発見は少なく、真逆の事実が見えることのほうが多いので困ってしまいます。 |
岡三オンライン証券の当選者分析
さて、毎回当選者1名だけの証券会社とは岡三オンライン証券のことですが、どうしてそうなるのかを説明します。
証券会社毎の抽選配分実績(抽選で何人の当選者がいたかという実績)は、日本証券業協会から毎月公開される新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況という情報で明確にされます。基本的に3ヶ月遅れの情報となりますが、IPOの分析・解析には重宝します。
情報公開される理由は、日本証券業協会ではIPO配分に関して公平性を保つために抽選での割振り(抽選配分率)を10%以上にするように通達しており、これを遵守しているかをチェックしているのでしょう。
岡三オンライン証券 IPO抽選ルール(抽選回数)
抽選回数
【S:3回、A:2回、B:1回】
抽選 | 対象ステージ | 抽選内容 |
第一抽選(抽選1回目) | S | 優遇(ステージ)抽選 |
第二抽選(抽選2回目) | S・A | 優遇(ステージ)抽選 |
第三抽選(抽選3回目) | S・A・B | 平等抽選 |
Sステージを獲得するには、手数料優遇コースがプラチナになることです。最も簡単な手段は 、投資信託の平均残高が1,000万円以上あればOK。といっても普通買えませんので、岡三オンライン証券のIPOへ申し込む個人投資家は、ほとんどBステージ(第三抽選)ということになります。管理人もBステージです。
平等抽選での当選者実態
岡三オンライン証券 当選者実績
(新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況より)
2017年度 取扱24社(中止/延期:1社含む) | ||
当選者(抽選1・2回目) | 当選者(抽選3回目) | 回数 |
1~4人 | 1人 | 21回 |
18人 | 2人 | 2回 |
2018年度 取扱50社(中止/延期:3社含む) | ||
当選者(抽選1・2回目) | 当選者(抽選3回目) | 回数 |
1~4人 | 1人 | 45回 |
8人 | 2人 | 1回 |
0人 | 2,128人 | 1回 |
2019年度 取扱37社 | ||
当選者(抽選1・2回目) | 当選者(抽選3回目) | 回数 |
1~4人 | 1人 | 31回 |
8人 | 2人 | 4回 |
2人 | 3人 | 1回 |
0人 | 5人 | 1回 |
2018年の当選者2,128人はソフトバンク[9434]。例外扱いですが、実績として掲載します。
分析・解析
Bステージの個人投資家は、平等抽選の当選者(抽選3回目)に注目しなければなりません。
確かに、当選者が2人~5人のケースもありましたが、当選者1人は全体の90.7%(97÷107)です。
岡三オンライン証券のIPO平等抽選の当選者は、毎回1名といっても差し支えないでしょう。
どこかには当選された方がいます。実際、ネット上で岡三オンライン証券で当選したという記事を見たことがありますが、残念ながらステージは書いてなかったですね・・・ムムム(^^;)
更に深掘りしてみます。
岡三オンラインのIPO取扱は、2017年9月から増加し始めました。
口座数は、144,914口座(2017年9月)から、237,231口座(2020年4月)へと増加しています 。
口座数は約1.6倍になりましたが、平等当選枠は90%が1本のままです。IPO参加者が増えて、当選が難しくなった最適な事例とも言えます。
管理人の独り言
仮に口座の5%がIPOに申し込むと、90%は当選確率:0.008%、競争倍率:11,862倍。
管理人は今年60歳になります。寿命が80歳ならばあと20年はIPOに申し込めますね。そこまで元気かどうか・・・。そういえば、バフェット爺さんは89歳でしたね。・・・ムムム(^^;)
岡三オンライン証券のIPO取り扱いが年間50回あるとすると、あと1,000回は申し込めそうですが、この確率・倍率です。確率が1/1,000であれば、可能性だけはあるともいえますが・・・。
管理人の平均余命では申し込んでも当選は難しそうなので、 ここでのIPO当選はお若い方にお任せします。・・・ホホホ(^^;)
では、また(^^)/~~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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