社名由来
Modalis は私たちの新しい創薬技術(modality)が、遺伝子治療薬を生み出す未来を目指して付けられた名前です。社名のロゴは遺伝子疾患の治療のカギであり、CRISPR-GNDM 技術のターゲットとなる「遺伝子スイッチ」を表しています。(以上同社の公式サイトに掲載)
管理人は、創薬技術(modality)+遺伝子スイッチ= Modalis かな?と考えるわけです。(^^;)
特徴
マザーズ上場の中型案件(想定時価総額223.0億円、吸収金額25.5億円)。
事業は、「コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術( CRISPR-GNDM 技術)』を用いた遺伝子治療薬の研究開発 )』なのですが、「だから何なのだ?」ですね。(^^;)
CRISPR-GNDM 技術 とは?
ゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9のコア分子であるCas9というCRISPR酵素を基に、同社グループが開発した独自の創薬プラットフォームシステムのこと。専門用語が並びますが、重要なのは独自開発したというところ。 (^^)
何やかんやいっても、一言でいうなら「創薬バイオベンチャー」です。
この創薬バイオベンチャーのIPOと来れば、主幹事はみずほ証券!!と思われた読者様は、もはやベテランの域に達しています!(^^)
とにかく、みずほ証券さんはこの創薬バイオベンチャーがお好きです。上場中止/延期となったペルセウスプロテオミクス(2020年3月)の記事で、みずほ証券さんがどれだけこの手のIPO主幹事として取り扱ったかまとめてありますので、ご興味のある方はご覧ください。
モダリスは、大学発バイオベンチャーです。いわゆる産学連携。今回は東京大学発ベンチャー。
この大学発ベンチャーといえば、現在マザース市場で脚光を浴びているのがアンジェスですね。
産学連携の創薬バイオベンチャーとして初めて上場した会社としても有名です。
新型コロナウイルスもあり株価も凄いですが、頻繁にコロナ関連としてニュースに出てきます。
このアンジェスは大阪大学発ベンチャー。2002年9月上場のIPOでした。⇦管理人は昔のIPOの話題が好きですね!!
しかし、アンジェスの主幹事は「野村證券」 あれっ?(^^;)
みずほ証券じゃないよ!! 18年も昔です。当時のみずほ証券の方針は今と違っていたのでしょう。
管理人の想像ですけど。・・・あらら(^^;)
注)上場当時のアンジェスの社名は、アンジェスMG。※社名変更:2017年
管理人の独り言
とにかく、VCがうじゃうじゃいます。このVCが多いと公開株数が多くなり、ロックアップが気になります。今回は、そのへんを意識して思いっきりVC情報を記載しました。
売出株元にVCが名を連ねていますが、意外と売出株数は多くありません。逆に公募株数が多い点は注目です。(^^)
ロックアップなしが1,800,000株ある点も、注目ですが・・・あらら(^^;)
さて、創薬バイオベンチャーIPOの主幹事は、みずほ証券と前述しましたが、それ以外にも一つのパターンがあります。IPOの業種とは関係なく、みずほ証券が主幹事で平幹事にマネックス証券がない場合。マネックスが委託幹事になる場合が多いのです。
管理人としては予想がどうなるのか、楽しみです。ワクワク・・・!(^^)!
当選を考えれば、取扱会社にマネックスがこようとも、委託幹事なので「だから何なのだ!」ですけどね。・・・あらら(^^;)
新規上場会社概要
社名 [コード] | 株式会社モダリス [4883] | ||
英文社名 | Modalis Therapeutics Corporation | ||
会社URL | https://www.modalistx.com/jp/ | ||
上場予定日 | 2020年8月3日 | 上場承認日 | 2020年6月26日 |
上場市場[業種] | マザーズ[医薬品] | 設立 | 2016年1月14日 |
事業内容 | コアとなるプラットフォーム技術である『切らない CRISPR 技術 (CRISPR-GNDM 技術)』を用いた遺伝子治療薬の研究開発 |
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業績(直近) | 創薬バイオベンチャーで黒字上場です。ある意味凄い!! | ||
仮条件決定日 | 7月10日 | BB期間 | 7月14日~7月20日 |
公開価格決定日 | 7月21日 | 購入申込期間 | 7月22日~7月29日 |
想定価格 | 820円 | ||
発行済株式総数 | 25,100,000株(承認時) | 吸収金額 | 約25.5億円 |
発行済株式総数 | 27,200,000株(上場時) | 時価総額 | 約223.0億円 |
公募株数 | 2,100,000株 | 公開株数 | 3,105,000株 |
売出株数 | 600,000株 | ||
OA | 405,000株 | ||
売出株比率 | 19.3% | OR | 11.4% |
売出放出元 VC:太文字 |
㈱ライフサイエンスイノベーションマネジメント 168,200 株 濡木 理(同社社外取締役) 151,400 株 富士フイルム㈱ 77,000 株 ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合 58,900 株 SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 25,200 株 SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 25,200 株 Sosei RMF1投資事業有限責任組合 25,200 株 みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 24,400 株 森田 晴彦(同社代表取締役 CEO) 16,800 株 SMBCベンチャーキャピタル産学連携1号投資事業有限責任組合 7,600 株 竹田 英樹(同社社外取締役) 6,700 株 NVCC7号投資事業有限責任組合 5,000 株 NVCC8号投資事業有限責任組合 3,000 株 ケアネット・イノベーション投資事業有限責任組合 2,000 株 合同会社エムズインベストメント 1,700 株 村井 泰介 1,700 株 |
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VC(売出/保有) (株主上位10名) |
ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合 (58,900株/2,350,000株) SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 (25,200株/1,050,000株) 協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合 (0株/1,000,000株) SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 (25,200株/750,000株) Sosei RMF1投資事業有限責任組合 (25,200株/750,000株) みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 (24,400株/725,000株) |
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ロックアップ (株主上位10名) |
180日 ロックアップ 株式会社ライフサイエンスイノベーションマネジメント 濡木 理 90日or1.5倍 ロックアップ ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合 富士フイルム株式会社 SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 Sosei RMF1投資事業有限責任組合 みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 ロックアップなし(計1,800,000株) 協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合(1,000,000株) 片山 晃(800,000株) |
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手取金の使途 | ①今後新規に開始されるプロジェクトを含めた自社パイプラインの研究開発を推進するために必要な資金 ②米国子会社の関連施設の増床等で必要となる資金(家賃増額分及び移転費用等)として充当する予定 |
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取扱証券会社 | 主幹事 : みずほ 平幹事 : SBI、SMBC日興、いちよし、エース 委託幹事: マネックス? |
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!
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