【№1701】
こんなに公開株数が少ないIPOって、ありましたっけ？
これだけ少ないと、99.9%落選じゃな!!
| 当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;) ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出 |
社名由来･意味
目論見書を開くと真っ先に飛び込んでくるのは、「INFORMATION × RICH = INFORICH」。これが社名由来・意味だとわかりますが、情報でリッチになる？ リッチな情報？ ･･･ 。事業の「モバイルバッテリーシェアリングサービス」と社名 “INFORICH” はどこで結びつくのか？
同社は「SNSマーケティング連動型プリンターサービスの運営」を目的として設立され、社名は設立時の “INFORICH” のままです。どうやら、モバイルバッテリーとは関係がなさそうです。社名由来・意味を調べるのも一苦労ですね。f(^^;)
IPO Outline
| 会社名 | 株式会社 INFORICH [9338] |
| 本店所在地 | 東京都渋谷区 |
| 上場市場 | グロース市場 |
| 設立年月日 | 2015年 9月 2日 |
| 業種別分類 | サービス |
| 事業概要 | ・モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」の運営 ・「ChargeSPOT」に付随するサイネージ広告の販売及び運営 |
| 規模 | 超小型（時価総額81.3億円、吸収金額2.8億円）※想定価格ベース |
| 親子上場 | なし |
| 幹事会社（主） | 大和、SBI、楽天、岡三、丸三、ちばぎん、ひろぎん |
| BB期間 | 12月 5日 ～ 12月 9日 |
| 抽選発表 | 12月 12日 |
| 上場予定日 | 12月 20日 |
| 同日上場 | monoAI technology（5240） |
| 発行株数 | 1,790,520 株 |
| 公開株数 | 64,500 株 公募: 56,100 株 + 売出: 0 株 + OA: 8,400 株 （公募内訳：新規株式発行 56,100 株、自己株式処分 – 株） |
| 売出比率,ＯＲ | 売出: 0.0 % ＯＲ: 3.5 % |
| 想定価格 | 4,400 円 |
| 海外向け販売 | あり |
| 難易度 | 主幹事（大和）の割当株数を85%とすると、予想抽選枠は 41本。 その上、海外向け販売が予定されています。 こんなIPO当選するわけありません。f(^^;) |
事業内容
| ・モバイルバッテリーシェアリングサービス モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」は、「どこでも借りられて、どこでも返せる」をコンセプトに2018年4月から開始した主にスマートフォン向けの充電器の貸出サービス。 ・サイネージサービス バッテリースタンドのサイネージ画面を広告枠として、広告主や設置先等に提供し、広告収入を得ている。 |
業 績
| 回次 | 第3期 | 第4期 | 第5期 | 第6期 | 第7期 |
| 決算年月 | 2018/6 | 2019/12 | 2019/12 | 2020/12 | 2021/12 |
| 売上高（百万円） | 75 | 15 | 96 | 562 | 1,645 |
| 経常利益（百万円） | △78 | △226 | △1,299 | △1,885 | △1,946 |
| 当期純利益（百万円） | △91 | △228 | △2,914 | △1,933 | △2,210 |
※第5期まで単独決算。第6期から連結決算。
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間（通常は1年間）に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。
手取金の使途
| 充当先（予定） | 金額 |
| 設備資金(モバイルバッテリー及びバッテリースタンドの取得) | 263,800 千円 |
| 計 | 263,800 千円 |
売出株放出元
| 株主 | 関係他 | 売出株数 |
| – 株 | ||
| 計 | – 株 |
VCの有無
| VC ： 22 |
売り圧力
| 発行済株数 | 1,790,520 株 |
| 売出株数 | 0 株 |
| 残（株主保有株） | 1,790,520 株 |
| ・180日ロックアップ | 356,780 株 |
| ・180日ロックアップ & 2.0倍ロックアップ解除 | 230,300 株 |
| ・90日ロックアップ & 2.0倍ロックアップ解除① | 697,515 株 |
| ・ロックアップなし② | 505,925 株 |
| ・第三者割当 | 505,925 株 |
| 上場初日に売却可能性のある株数（①+②） | 927,815 株 |
ストックオプション（新株引受権）
| ・ストックオプション（行使可能） | 288,590 株（106,000 株) |
※ロックアップ期間中、ストックオプションは新株予約権および新株予約権の行使により取得した当社普通株式の売却等を行わない旨を合意しています。
また、第三者割当等による募集株式の割当等に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っております。このため、行使可能なストックオプションは実質ゼロと考えます。
では、また (^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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