【抽選枠予想】公募割れリスクあり!! BB開始!! “アップコン”

【№1762】

BBは、一昨日(12/8)から始まっています。f(^^;)

<strong>冒険者</strong>
冒険者

“アップコン” には、公募割れリスクがあるのですか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

「当選してから考える」じゃな!!

想定価格 → 仮条件

想定価格 1,280 円 ①仮条件下限>想定価格
②仮条件下限=想定価格
③仮条件上限>想定価格>仮条件下限
④仮条件上限=想定価格
⑤仮条件上限<想定価格
仮条件 1,160 円 ~ 1,280 円
ステータス


ー 仮条件決定 -

仮条件は、1,160円以上1,280円以下の範囲とし、発行価格は、当該仮条件による需要状況、上場日までの価格変動リスク等を総合的に勘案した上で、2022年12月15日に引受価額と同時に決定する予定であります。
当該仮条件は、当社の事業内容、経営成績及び財政状態、事業内容等の類似性が高い上場会社との比較、価格算定能力が高いと推定される機関投資家等の意見及び需要見通し、現在の株式市場の状況、最近の新規上場株の株式市場における評価並びに上場日までの期間における価格変動リスク等を総合的に検討して決定いたしました。

訂正有価証券届出書(新規公開時)

抽選枠予想

 予想抽選枠は、総合証券ならば「割当株数×10%」、ネット証券(楽天等)は「×100%」と考えれば良いのですが、実際にはそうなりません。個人顧客への抽選配分・店頭配分の前に、機関投資家などへ配分される(差し引かれている)からです。大した差ではありませんが、管理人はそこを過去のデータを基にちょっとだけシビアに計算しています。f(^^;)
証券会社 割当株数 比率 予想抽選枠 難易度 申込 結果
Jトラスト 160,000 株 80.0% 160 本 厳しい  
・ポイント     48 本      
岡三 20,000 株 10.0% 19 本 ムリ  
SBI 8,000 株 4.0% 36 本 ムリ  
・ポイント     18 本      
東海東京 4,000 株 2.0% 3 本 ムリ  
楽天 4,000 株 2.0% 38 本 ムリ  
マネックス 2,000 株 1.0% 18 本 ムリ  
水戸  2,000株 1.0% – 本 ムリ  
岡三オンライン – 株 -% 1 本 ムリ  

※その他にOA[30,000株]あります。

管理人の独り言

ー 当選難易度とBBスタンス -

Jトラストグローバル証券(旧 エイチ・エス証券)の主幹事は少なく、年に片手もありません。2022年では、2月9日に東証マザーズへ上場した “ライトワークス”(4267)がありました。この “ライトワークス” の平等抽選の倍率は36.08倍で、BB参加者は11,184名くらいでした。
ここから考えると、今回の “アップコン” の予想抽選枠は160本なので、予想倍率は約70倍。これでは、当選は厳しそうです。う~ん f(^^;)

そもそも、名証ネクスト市場へ上場するIPOは少なく、2022年では4月21日に上場した “ASNOVA” (9223)以来です。“ASNOVA” の初値は、▲8.0%の公募割れでした。
管理人は、IPOの初値にも説明できない法則のようなものがあると思っています。その意味で、アップコンにいつも以上に公募割れリスクを感じます。

初値が微妙なIPOなので、申込先としては、ペナルティのないJトラストグローバル証券(主幹事)とポイント狙いでSBI証券といったところでしょうか。公開価格が仮条件の上限で決定しなければ、撤収ですね。f(^^;)

ー 初値予想 -

・規 模: 名証ネクスト市場上場の小型IPO
・仮条件: 想定価格を下振れ [▲120円(▲9.4%)~0円(0.0%)]
・事 業: 独自の沈下修正工法である「アップコン工法」による沈下修正事業
・業 績: 売上・利益ともに頭打ち?

・発行済総株式数: 1,299,400株
・売出: 100,000株
・売出後の株主保有株式: 1,199,400株
VC: 0
・180日ロックアップ: 1,183,8000株
・ロックアップ解除: 0株
・ロックアップなし: 15,600株
 ※上場初日に売却可能な株式は、15,600株

・ストックオプション(新株引受権): 0株、行使可能: 0株

“アップコン” の事業は、コンクリート床の沈下修正事業ですが、アップコン工法をいう独自性があります。・・・ とは言え、土木業がIPOで人気化するとは思えません。

設立20年目の会社ですが、業績は頭打ちのようで成長性はいまいち。前期は落ち込みましたが、今期は持ち直す見込みです。

売り圧力が少ないのは良いのですが、価格に割安感はありません。

管理人が気になるのは、売出株を減らしたことです。代表取締役とその資産管理会社からの放出でしたが、仮条件発表時に「117,000株→100,000株」に減らしてきました。機関投資家の評価は、良くなかったのかもしれません。

同日上場が、他に2社(”ダイワ通信”、”アルファパーチェス”)あります。2社ともスタンダード市場のパッとしないIPOですが、3社同日上場はちょっとマズイような気がします。

以上から、公開価格が仮条件の上限(1,280円)に決定した場合、初値は公開価格近辺で公募割れリスクも感じます。1,200円~1,350円(公募の0.94倍~1.05倍)くらいとしてきましょう。f(^^;)

“アップコン” の基本情報は、最下段の関連記事を参照願います

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