【№1823】
本日の同日上場(3社)は、すべて公募割れしました。
“BTM” は大丈夫でしょうか?
公開価格が低位株(160円)なので、公募割れしてもしれている。
「ドーンと来い!!」の姿勢で行こうではないか!!
“ELRMENTS”(5246) の初値は?
ー 復習 -
生体情報を用いた「個人認証ソリューション」を展開。主力サービス「LIQUID eKYC」は、スマートフォンなどで顔写真付きの本人確認書類と自分の顔を撮影し、それらを照合することでオンライン上で本人確認できる。
会社四季報ONLINE
2019年からサービスを開始し、金融機関の口座開設や通信会社の回線契約時などで使用されている。中長期では、アジア太平洋地域での展開も視野に入れる。
第2の柱として、個人のデータを取得・分析することで、最適化された衣服、オフィス環境などを提供する「個人最適化ソリューション」を開発中。内部留保を優先。
今2023年11月期は主力「LIQUID eKYC」の導入事業者数が増勢。ただ、人件費や通信費などの負担がきつく、営業赤字が続く。
調達資金は個人認証ソリューションおよび個人最適化ソリューションの運転資金として人件費に充当。
ー 業績予想 -
(会社四季報オンラインより)
※単位:百万円 | 2021年11月期(実績) | 2022年11月期(予想) | 前年同期比 |
営業収益 | 1,362 | 1,634 | +19.9% |
営業利益 | -706 | -556 | +21.2% |
経常利益 | -695 | -566 | +18.6% |
当期純利益 | -568 | -520 | +8.5% |
ー 初値予想材料 -
・市場テーマ
生体認証、情報セキュリティ、IoT、認証サービス
・調達金額
公開価格は、想定価格(150円)を上回る仮条件の上限(160円)で決定。
このため、調達金額は7.8億円→8.4億円へ増額。
・売り圧力
VC(11)。
1.5倍ロックアップ解除株: 1,341,900株 公開株数(5,218,900株)の25.7%
ロックアップなし: 1,051,900株 公開株数(5,218,900株)の20.2%
行使可能なストックオプション: 805,500株(実質)※管理人の計算
・業績
売上は右肩上がりなのですが、今期・来期ともに赤字見込み。ですが、赤字幅は縮小傾向
・同日上場
BTM(5247)
・あてにならない管理人の初値予想(BB時)
★事業の「個人認証ソリューションと個人最適化ソリューションの開発・提供」は、IPO的に人気化しそうなのですが、業績が問題です。先行投資が必要な事業だけに、連続赤字での上場はいたしかたがないとは思いますが、黒字化がまったくみえません。上場は時期尚早かもしれませんが、これだけVCがいると ・・・ 。f(^^;)
ロックアップ解除株(1,341,900株)は、公開株数(5,218,900株)の25.7%と多くはありませんが、スタンダード市場への上場ですが、ロックアップなし株(1,051,900株)があります。売り圧力で初値が押さえられる可能性があります。
同日上場に “BTM” があり、吸収金額は4.7億円。”ELEMENTS” は、7.8億円。セカンダリー資金は “BTM” に向かうかもしれませんが、同日上場がある場合、どちらが先に初値を付けるか、初値後の株価次第で資金の流れはけっこう変化します。
以上から、公開価格が仮条件の上限(160円)に決定した場合、初値は240円(公募の1.5倍)までは行きそうです。意外性があるとしたら、かなりの低位株ということから1.5倍を超え、300円(公募の約1.9倍)くらいまで行くかもしれません。f(^^;)
正直、160円とものすごい低位株なので、初値予想はいつもより難しいです。
ー 大手直前初値予想 -
(参考まで)
大手予想 | 株価 | 備考 |
368円 | 上限値段 (2.3倍) | |
初値予想 | 300円 | |
初値予想 | 300円 | |
初値予想 | 220円 | |
160円 | 公開価格 | |
147.2円 | 引受価格 |
赤は、比較的よく当たるところ。緑は、けっこう?な予想をするところ。青は、某新聞。
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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