【考察】2023年 IPO投資の展望と利益目標

【№1831】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

2023年のIPOは、どうなるのでしょうか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

はっきり言うと、明るくないのじゃ!!
しかし、IPO投資をどう考えるかじゃな!!

謹賀新年

ー 明けましておめでとうございます。ー

 年頭に当たり新年のお祝いを申し上げます。<(_ _)>
昨年のIPO投資は、いかがでしたでしょうか。昨年も読者様から、いろいろなコメントをいただきました。

長年貯めたチャレンジポイントでIPOがゲットでき、ポイントから解放された読者様
SBI証券で300株も当選したのに、公募割れしてしまった読者様
ラスト2銘柄(ELEMENTS・スマサポ)で連続当選された読者様

IPOの当選は「運次第」。日常生活でも『運が良かった!!』と思えることはありますが、そんなにツキまくることもありません。「運」もあれば「不運」もあります。運に左右されるIPO投資は、人生に似ているように思えます。

 去年はダメでも、コツコツと申し込んでいれば、今年は当選するかもしれません。何事も前向きに考えましょう。(^^)

ー 読者様!! 今年はあなたの番です!! -

2023年 IPOの展望

 さて、今年のIPO投資の展望を考えてみたいと思います。まず初めは、過去10年間の新規上場数の推移です。

ー 2023年に上場するIPOは何社? -

 上場を目指す企業は多く23年も件数は高水準で続く見通しだ。大和証券の松下健哉・公開引受第三部長は「100社前後になる」と予測する。

日本経済新聞 投資情報紙面(12月23日)

 IPOの引受会社(証券会社)は、上場する会社が決めます。しかし、どの証券会社を引受先にするかといえば、上場を考えている会社に証券会社がアプローチした結果。証券会社の引受業務、つまり主幹事になり莫大な手数料が稼げるIPOの引受業務は証券会社の大きなビジネスです。中には、IPOの引受業務をやめてしまう証券会社(いちよし証券)もありますが ・・・ 。

主幹事になる回数が多い証券会社の予測には信憑性はあるのですが、予測が当たるかというとなかなか難しい一面もあります。

2021年は、新型コロナウイルス禍で延期していた企業の集中、また東証の市場再編での飛び込み上場もあり14年ぶりに100社を超えた125社が上場。※2007年は121社。
2022年はその反動も想定され80社を割り込む予想もありましたが、91社が上場。この91社は、過去10年で4番目に多い水準です。

以上から、状況の変化で上場中止・延期になる会社もありますが、今年も昨年の上場数【91社】程度はありそうですね。(^^)

2023年は、IPO投資でいくら儲けられる?

 過去10年のIPO勝率を見てみます。勝率は、勝ち(初値>公募)・負け(初値<公募)・引分(初値=公募)で計算したものです。

 2022年の勝率は79.1%。過去10年では3番目に悪い勝率です。しかし、悪いと言っても勝率は約8割もあります。落選ばかりのIPO抽選ですが、『当選したら8割は、儲かったも同然』、『落選しても損失がない』。IPO投資が人気なのは、勝率の高さと抽選ルールですね。(^^)

 しかし、IPO投資はかなりマズイ傾向にあります。(>_<)

 2022年の平均初値騰落率(51.8%)は、過去10年で最低です。
2022年で初値騰落率が最も高かったIPOは、”ウェルプレイド・ライゼスト”(9565)の429.9%。100株の初値売りで、50.3万円の利益(税金・手数料考慮せず)です。
ちなみに、公募当選100株の初値売りで最も儲かったのは、”INFORICH”(9338)の59.1万円ですが、初値が高騰するようなIPOの当選確率はかなり低いので、申し込んでもまず当選しません。逆に、いくら強運でも、一撃(初値売り)で+100万円などというIPOはもはや出なく、夢も見れませんね。(>_<)

初値騰落率は51.8%ですが、これはあくまでは平均です。・・・ となると、当選できそうなIPOの初値騰落率は、平均の半分(25%)くらいと考えた方が良いかもしれません。

 別の角度から考えてみましょう。
IPOの規模が小粒化しています。2022年の上場件数は91社と高水準なのですが、1社あたりの調達金額は2021年より約4割の減少です。

調達金額が低いとは、公開株数が少ない or 公開価格が低い or その両方。公開株数が少なければ、当選確率が低くなります。公開価格が低ければ、初値売却益もしれています。まったく、IPO投資の未来は明るくありませんね。f(^^;)

 さて、「管理人の2023年のIPO投資利益目標設定」はというと、2022年の利益は約194万円。しかし、ここには裁量配分でゲットしたIPOの売却益が約130万円含まれています。2023年は、「裁量配分はいただけない」と考えています。
・・・ と言うことで、差引64万円以上になれば成功というこで、目標利益額としておきましょう。運任せのIPO投資です。利益目標なんて、適当で良いのです。f(^^;)

管理人の独り言

 銀行に預けていてもほとんど利息がつかない時代です。ネット銀行の金利はメガバンクよりよく、高いところで0.2%。150万円預ければ、1年で3,000円(税金を考慮せず)。

IPOに1年間申込続ければ、最低1回ぐらいは当選するかもしれません。その際の初値売却益は、3,000円以上になる可能性は高い。※管理人は「IPO資金は、IPOラッシュ時に150万円~200万円くらいあれば良い」と考えています。

1回も当選しないかもしれません。でも、落選は損失ではありません。また、年間で1万円しか利益がでないかもしれません。ここから『IPO投資は、時間の無駄』と言う考えはありますが、これほどローリクスで、銀行の利息以上稼げる可能性がある投資はありません。
ちなみに、ローリスク投資に国債がありますが、各証券会社の国債キャンペーンは「100万円買って1,000円、200万円買って2,000円プレゼント」です。

野村證券・みずほ証券は、前受金不要なので口座に入金しておく必要がありません。大和証券・SMBC日興証券は、カードがあるのでコンビニATMで即時手数料なしで出金できます。SBI証券にはカードがありませんが、出金指示で翌日には振り込まれます。銀行の普通預金口座と考えれば、証券口座もけっこう使えるのです。

IPO当選は「運」
ならば、2023年は読者様の番かもしれません
何事もATM(明るく・楽しく・前向き)で行きましょう
『笑う門には福来る』って言いますからね(^^)

 なお、ほとんど当選しないIPO投資を、無理に続ける必要はありません。落選が続くと、落ち込みます。精神衛生上、健康に悪いです。読者様で納得できる投資があれば、それをしてください。そちらの方が、利益が出るかもしれません。

管理人は、IPO投資を「投資」とは思っていません。「遊び(趣味)」と考えています。IPO投資には資金が必要ですが、トータルで見ると損失はほとんどありません。

まぁ、IPO投資術のコツは「日々是、継続」なのですが、落選しても落選してもコツコツと申し込み続けるなんて、「遊び」と思わなければできませんよね。あらら f(^^;) 思わず本音が ・・・ 。


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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