【№937】
大賢者~!!
同社が東証一部で上場廃止になった時の証券コードは【4304】ですが、
今回は【4373】です。これって別会社ということですよね?
コードが違うなんて、よく気がついたな!!
証券コードは上場承認時に発番され、変更されることはない。
再上場ならば同じコードのはずなのですが、どういうことかのう?
当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;) ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出 |
再上場時に証券コードが異なることって?
目論見書にはしっかり「再上場」と記載されています。
普通は同じコードのままで、変ることはたいへん珍しいケースです。
証券コードが異なる=再上場でなく新規上場と誤解される可能性があるのか、
目論見書ではこの辺を詳細に説明しています。
同社の設立は実質1997年9月16日。設立時の社名は、株式会社シンプレクス・リスク・マネジメント。
2000年02月 株式会社シンプレクス・テクノロジーに社名変更
2002年02月 JASDAQに上場。東証二部(2004年5月)、東証一部(2005年9月)と市場変更
2010年10月 株式会社シンプレクス・ホールディングスに社名変更
2013年10月 上場廃止(株式会社SCKホールディングスが株式会社が同社を吸収合併)
ここまでのシンプレクス・ホールディングスは【4304】
その後、株式会社SCKホールディングスが新たに株式移転により新会社を設立し、その会社名が紛らわしいことに同じ社名の「株式会社シンプレクス・ホールディングス」ということ。
新会社のシンプレクス・ホールディングスが【4373】
IPO投資には関係なさそうな、どうでもいいことなんですけどね。… あはは f(^^;)
社名由来・意味
簡単そうに思えましたが、これがさっぱりわかりません。
同社は情報通信業なのでIT用語で調べると、シンプレックスシステム(Simplex system)とは、情報システムの信頼性や構成法に関する用語で、冗長化などを行わず単一の系統だけでシステムを動作させること。いわゆる、シングル構成(一系統)ということで、どこかに障害が発生するとシステム全体が停止してしまいます。
これに対し、システムを二系統用意して、普段は片方を動作させてもう一方を待機させておく方式を、デュープレックスシステム(Duplex system)、常に二系統を並列に動作させる方式をデュアルシステム(Dual system)といいます。
性能的に Simlexはいまいちに見えますが、二重化するDuplex・Dualは費用がかかるので絶対に停止してはいけないシステム以外は、ほとんど Simplexシステムなのです。
しかし、Simplex systemが社名由来なんでしょうか? う~ん f(^^;) たぶん違いますね。
IPO Outline
会社名 | シンプレクス・ホールディングス株式会社 [4373] |
本店所在地 | 東京都港区 |
上場市場 | マザーズ |
設立年月日 | 2016年12月1日(実質上 1997年9月16日) |
業種別分類 | 情報通信 |
事業内容 | コンサルティングサービス、システム開発、運用保守 |
規模 | 超大型IPO(時価総額734.0億円、吸収金額335.8億円)※想定価格ベース |
上場予定日 | 9月22日 |
幹事会社(主) | SMBC日興、みずほ、大和、野村、三菱UFJモルガン・スタンレー、 松井、マネックス、SBI、東海東京、岡三 |
BB期間 | 9月7日~9月10日 |
抽選発表 | 9月13日 |
発行株数 | 48,291,800 株 |
公開株数 | 22,091,000 株 公募:0 株 + 売出:20,650,300 株 + OA:1,440,700株 |
売出比率:OR | 売出: 87.0 % OR: 22.9 % |
想定価格 | 1,520 円 |
海外向け販売 | 予定あり |
難易度 | 海外がないと、共同主幹事(SMBC日興+みずほ)の予想抽選枠は 約16,150本? これだけあればかなり期待ができますが、海外向け次第ですね。f(^^;) |
業 績
(単位:百万円)
単独 | 2017/3 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 |
売上高 | – | – | – | 25,508 | 27,532 |
税引前利益 | – | – | – | 743 | 4,324 |
当期純利益 | – | – | – | 758 | 2,984 |
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。
手取金の使途
公募がないので、手取金の使途はありません。 |
売出株放出元
株主 | 関係 | 売出株数 |
刈田・シンプレクス投資事業有限責任組合 | VC | 19,000,000 株 |
金子英樹 | 代表取締役 | 661,000 株 |
福井康人 | 取締役(子会社) | 421,500 株 |
五十嵐充 | 取締役(子会社) | 362,100 株 |
田中健一 | 121,800 株 | |
福山啓悟 | 従業員 | 83,900 株 |
計 | 20,650,300 株 |
VCの有無と上場初日に売出可能な株数
【VC】 VCは1社であり、保有株数(1,900万株)すべてを売り出します。 【ロックアップ】 発行済株式は 48,291,800株で、ほとんどの株主に360日・180日ロックアップがかかっています。 【ロックアップなし】 3,452,200株あり。株主は2名(取締役・持株会)で、持株会が3,404,800株(98.6%)。 【ストックオプション(新株引受権)】※発行済株式以外 12,983,425株あり、上場初日に行使可能は 11,967,125株(92.2%)あります。 |
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ワクチン接種率は上がっています、
デルタ株への感染は拡大しています。f(^^;)
気を緩めることなく、ストレスを溜めずに
日々基本的な感染防止に努めましょう!!
貯めて良いのは「IPOチャレンジポイント」
・・・ あはは f(^^;)
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