【№1682】
スカイマークって、上場廃止時は東証一部。
再上場は、グロース市場なんですか?
スカイマークエアラインズ(旧社名)は、
当初マザーズへ上場(2000年5月31日)。
東証1部に市場変更(2013年11月13日)し、
2015年2月27日に上場廃止したのじゃ!!
当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;) ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出 |
社名由来・意味
”スカイマーク” の旧社名は、”スカイマークエアラインズ”。マザーズ上場後の2006年10月1日に社名(商号)変更しています。
社名 “スカイマーク” には「公正な空への出発点」という意味があり、「規則に縛られた日本の航空業界を、利用者の立場で変革したい。その変革期の出発点である」ということに由来している ・・・ らしいとのこと。
”スカイマーク” は、中型機A330や大型機A380の導入失敗などで資金繰りが行き詰まり、2015年1月に東京地裁に民事再生法の適用を申請。再建の支援をしたのが、投資ファンドのインテグラルやANAホールディングスです。当時、インテグラルの佐山展生代表がTV番組に出演し、「新社名の候補は「SKY bee(スカイビー)」とコメントし、ロゴ案を公開。
英語の「ビー(bee)」は「蜂」ですが、「ミツバチ」を指します。ミツバチでも、刺されたら痛い!!
しかし、航空機(尾翼)のロゴ案は、「ホーネット(hoenet)」で「スズメバチ」。確かにスズメバチは強いのですが、(物理的にムリですが)人が乗るのはかなり怖い。イメージは? ・・・ ムムム f(^^;)
社名の変更はありませんでしたが、「仮に社名が「SKY bee」、ロゴが「スズメバチ」になっていたら、その後の再建、そして再上場は実現したのだろうか?」などと、社名の由来・意味を書いている最中に考えてしまいました。(^^)
IPO Outline
会社名 | スカイマーク 株式会社 [9204] |
本店所在地 | 東京都大田区 |
上場市場 | グロース市場 |
設立年月日 | 1996 年 11月 12日 |
業種別分類 | 空運 |
事業概要 | 定期航空運送事業等 |
規模 | 超大型(時価総額693.8億円、吸収金額367.5億円)※想定価格ベース |
親子上場 | なし |
幹事会社(主) | 大和、三菱UFJモルガン・スタンレー、BofA、SMBC日興、みずほ、野村、 SBI、松井、マネックス、楽天、岡三、東海東京、丸三、水戸、あかつき |
BB期間 | 11月 28日 ~ 12月 2日 |
抽選発表 | 12月 5日 |
上場予定日 | 12月 14日 |
同日上場 | 大栄環境(9336) |
発行株数 | 47,286,000 株 |
公開株数 | 31,957,800 株 公募: 13,043,400 株 + 売出: 14,746,000 株 + OA: 4,168,400 株 (公募内訳:新規株式発行 13,048,400 株、自己株式処分 – 株) |
売出比率,OR | 売出: 46.1 % OR: 53.0 % |
想定価格 | 1,150 円 |
海外向け販売 | あり |
難易度 | 海外向け販売があり、主幹事の割当株数はいつもより少なくなります。 大和・三菱の割当比率は、44.09%のため、予想抽選枠はそれぞれ 国内向けで、5,143本(大和)・5,439本(三菱)。 初値はともかく、かなり当選し易いですね。f(^^;) |
国内・海外向け販売株数&比率
(上場承認時点)
国内 | 海外 | 計 | |
公募 | 7173,900株 | 5,869,500株 | 13,043,400株 |
売出 | 6,234,200株 | 8,511,500株 | 14,746,000株 |
OA | 4,168,400株 | 4,168,400株 | |
計 | 17,576,800株(55.0%) | 14,831,000株(45.0%) | 31,957,800株 |
事業内容
同社は、1996年11月の設立後、定期航空運送事業に係る路線免許(当時)取得の活動を経て1998年9月19日、航空機1機(ボーイング767-300型機)により羽田=福岡線(3往復/日)に就航。 航空運送事業における規制緩和政策を受け、大手航空会社(当時3社)に対し半額運賃を武器に、適正な航空輸送サービスの提供を理念に新規航空会社として参入。 同社の参入によって新たに航空運送事業での競争状態の創出に貢献し、効率的な航空機への転換、運航路線の拡充に努め、世界有数の市場規模を誇り、寡占的な構造を持つ日本の国内航空市場において、国内航空会社の第三極として航空運送事業での足場を固めた。 世界的にも利用旅客数の多い空港の一つであり、首都圏からのアクセスもよい東京国際空港(羽田空港)を主要拠点としている。羽田空港を拠点とする路線は、旅客単価が高く、収益性に優れているため、これらの路線に戦略的に集中して運航することとしており、新型コロナウイルス感染拡大前である2018年度の当社の旅客収入、旅客数及び運航便数における羽田空港国内路線の占める割合は、それぞれ、約64%、約57%及び約54%。 大手航空会社・LCC各社と異なり国内線のみの運航ですが、国内線需要は、国際線需要に比べて安定して推移するほか、新型コロナウイルス感染拡大による需要減少からの回復も早いと考えている。 2015年の民事再生手続以降、ガバナンスの強化、機材の統一、運用コスト削減、路線の選別等の改革を実施し、コロナ禍においても、柔軟な運航便数調整による変動費抑制や、機材コストや委託費を中心とした固定費削減の施策を実施するなど、コスト削減に取り組む。今後とも適正な運賃水準を確保しながら、安定した高い運航品質の維持及びお客様へ温かく誠実なサービスを提供することで顧客満足度を高め、高い座席利用率を安定的に維持することで収益の安定確保を図る。 |
業 績
(単独決算)
回次 | 第22期 | 第23期 | 第24期 | 第25期 | 第26期 |
決算年月 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
事業収入(百万円) | 82,834 | 88,207 | 90,360 | 34,064 | 47,147 |
経常利益(百万円) | 7,714 | 8,832 | 2,811 | △29,602 | △15,079 |
当期純利益(百万円) | 7,003 | 9,122 | △1,265 | △16,342 | △6,729 |
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。
手取金の使途
充当先(予定) | 金額 |
新機材導入関連投資 | 12,558,000 千円 |
借入金返済 | 2,000,000 千円 |
計 | 14,558,000 千円 |
売出株放出元
株主 | 関係他 | 売出株数 |
UDSエアライン投資事業有限責任組合 | VC | 7,358,300 株 |
インテグラル 2 号投資事業有限責任組合 | VC | 6,652,300 株 |
Integral Fund Ⅱ(A)L.P. | VC | 735,400 株 |
計 | 14,746,000 株 |
VCの有無
VC : 4 |
売り圧力
発行済株数 | 47,286,000 株 |
売出株数 | 14,746,000 株 |
残(株主保有株) | 32,540,000 株 |
・180日ロックアップ | 31,394,714 株 |
・1.5倍ロックアップ解除① | 0 株 |
・ロックアップなし② | 1,145,286 株 |
上場初日に売却可能性のある株数(①+②) | 1,145,286 株 |
ストックオプション(新株引受権)
・ストックオプション(行使可能) | 0 株(0 株) |
では、また (^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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