【考察】IPO取扱に小規模な地場証券が出てくるのは、なぜ?

【№1704】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

IPOの取扱で聞き慣れない証券会社が、
出てくるのですが ・・・ ?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

普段あまり出てこない地場証券のことじゃな!!

「岡三にいがた証券」をご存知ですか?

 「岡三にいがた証券」が、12月21日にグロース市場へ上場する “note” を平幹事として取り扱います。社名の通り、岡三証券グループの1社です。

「岡三にいがた証券」の歴史は古く、1899年(明治32年)10月、新潟県長岡市呉服町において反町新作が反町新作商店を創業したのに始まり、1944年(昭和19年)3月法人組織に改組、丸福証券株式会社となる。
2014年(平成26年)4月、社名を変更し「岡三にいがた証券」となりました。1971年に岡三証券(株)(東京)と業務提携している割には、社名変更までは時間がかかっていますね。f(^^;)

社名の由来は、岡三証券グループの「にいがた」の地域証券として、地域に愛され、お客様とともに栄えていく思いが込められているとのこと。

地場証券とは?

主に個人投資家を対象に地元を営業エリアとして活動している小規模な証券会社のこと。大手証券、準大手証券、中堅証券、インターネット証券などと区別して地場証券という。

野村證券 証券用語解説集

 「岡三にいがた証券」の店舗は新潟県内だけなので、岡三証券グループの1社ですが、まさに「地場証券」ですね。

どうしてIPOで小規模な地場証券?

 平幹事に時々、聞き慣れない地場証券が出てきます。地場証券は、地元を営業エリアとして活動している小規模な証券会社です。地場証券にはたいへん失礼ですが、管理人には「どうして小規模なのにIPOの取扱ができるのか不思議」でした。f(^^;)

 「岡三にいがた証券」の過去のIPO取扱実績を調べてみたところ、前回は2020年6月24日にマザーズ市場へ上場した “コパ・コーポレーション”(7689)の平幹事でした。店頭で社内外の販売士が実演販売する、あの有名な会社です。

ー ”note” と “コパ・コーポレーション” の共通は? -

 何事も興味を持って調べてみるものです。たいへん面白い共通点が見つかりました。”note” の代表取締役CEO(加藤 貞顕 氏)と、 “コパ・コーポレーション”の代表取締役社長(吉村 泰助 氏)は、同じ新潟県生まれ。

幹事会社は、最終的に上場する会社が決定します。主幹事はともかく、小規模の証券会社でも、上場する会社がOKすれば良いのです。
今回、岡三証券は平幹事にもいません。岡三にいがた証券が単独で、note株式会社にセールスした結果、IPOの取扱を勝ち取ったのでしょう。

管理人の独り言

 管理人の出身は愛知県(名古屋市)ですが、父親は長野県(長野市)、祖父は新潟県と親子3代バラバラです。新潟に一度も行ったことがありませんが、管理人の本名は新潟ではかなりポピュラーな名前のようです。
「どうしてIPOで、地場証券(岡三にいがた証券)?」をいう素朴な疑問から調べ始めましたが、なるほど「新潟」でしたか!! 「新潟の縁で、”note” に当選したいものです!!」(本音)f(^^;)

 最後に ・・・ 。
当ブログの古い読者様に新潟県の方がいらっしゃいます。『○○○ベア様!! お元気ですか?』 『まだ、IPO投資を継続されていますか?』 岡三にいがた証券は、100%完全平等抽選です。割当株数が見えませんが、口座をお持ちならチャンスですね。(^^)


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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