【分析】岡三証券分析、再び!!

【№942】

6月に上場中止を発表した”ジィ・シィ企画”が再承認されました。前回（7月上場予定時）も岡三証券の分析をしたのですが、復活したので再度岡三証券分析です。大した分析ではありませんが、岡三証券で面白い事象がありましたので、ちょっと考えてみしょう。f(^^;)

冒険者

大賢者～!!
管理人も分析が好きですね。　再承認されたら、また岡三証券の分析ですか？

大賢者

「大した分析ではない」とのことじゃが、面白ければそれはそれでよかろう。

岡三証券と東海東京証券の比較

　先月のことですが、ブログランキングの各ブロガーさんの当落結果（報告記事）を見ていたところ、”フューチャーリンクネットワーク”（主幹事：岡三）で当選されたブロガーさんが、”シイエヌエス”（主幹事：東海東京）の当選よりかなり多くいました。

IPOの当選は基本”運”ですから、偶然というか？当選が偏ることもあるでしょう。しかし、それぞれの予想抽選枠を見ると、たいへん面白いのです。

銘柄	主幹事	割当株数	予想抽選枠	ブロガー当選者
ﾌｭｰﾁｬｰﾘﾝｸﾈｯﾄﾜｰｸ	岡三	211,300 株	200本（211本）	5～6 名？
ｼｲｴﾇｴｽ	東海東京	468,000 株	328 本（468本）	1～2 名？

　・割当株数には、OA含まず
　・予想抽選枠は管理人の独自計算。（　）内は、単純に抽選配分率10%で計算したもの。

IPOの（ネット経由の）当選者は、MAX当選選枠です。当然ですね。岡三の当選ブロガーさんが、東海東京より多くても、単なる偶然・偏りと考えるべきでしょう。
しかし、予想抽選枠を見ると岡三の方が少ないので考えてしましました。「これは本当に偶然・偏りと言ってよいものだろうか？」

今度は、両社の口座開設数を比較してみましょう。

証券会社	総合口座数	内、オンライン口座数
岡三証券	506,061口座	82,215口座
東海東京証券	313,287口座	148,732口座

・東海東京証券（オンライン口座）は、厳密には非対面口座（コールセンター+オンライントレード）
・口座数は2021年6月時点。両社の決算説明資料より抽出。

総合口座数を見れば、単純に岡三証券の方が多く、IPOの抽選倍率は東海東京より大きそうです。
しかし、これまた面白いことに、二社の総合口座とオンライン口座の開設数が逆転しています。

ここで一つの仮説が立ちます。
「IPO愛好家がBBに参加するのはネット経由が多い」と仮定します。すると、両社のオンライン口座数には約6.6万口座もの差があります。予想抽選枠から考察すると、「この差は当選確度にかなりの影響を及ぼすのではないか？」と言えますね。f(^^;)

管理人の独り言

　あくまで仮説ですが、「岡三証券の方が東海東京証券より当り易いのではないか？」と思えます。

“ジィ・シィ企画”が再承認され、岡三が主幹事です。しかし、岡三が東海東京より抽選倍率が低かったとしても、主幹事の岡三で当選できるかは運次第です。f(^^;)

では、最後に岡三でのBB参加者数を考えてみましょう。
今回の”モビルス”の楽天の倍率からBB参加社は、現時点で５万人と考えられます。楽天は今年の5/19に、「口座数６百万口座超え」を発表しました。それから３ヶ月も経っているので、当然増加していると思われますが、６百万を分母とすればBB参加率は 0.83%です。
“モビルス”の楽天は平幹事、”ジィ・シィ企画”の岡三は主幹事なので比較するのはヘンですが、岡三の総合口座数を分母とするとBB参加者は約4,200人となります。管理人は抽選枠を 327本と予想していますので、当選確率は7.8%、抽選倍率は12.8倍となり、なかなかの当選確度です。♥

かなり強引な確率・倍率計算ですので、信憑性は … あらら f(^^;)
とは言え、落選ばかりでは抽選に申し込んでいても、ちっとも楽しくありません。
希望的観測？または、当選して欲しいという願いかもしれませんが、「”ジィ・シィ企画”で岡三に申し込めば当選する確度は高いかも？」と思えば、ちょっとはIPOも楽しくなるというものですね。… あはは f(^^;)

なお、前回の岡三証券の分析記事（6]19）は、最下段の関連記事「主幹事 = 岡三証券」で参照できます。