【№1562】
えー!! 下がるのですか?
見事に下がるのじゃ!!
“eWell” 大手の初値予想は?
“eWell”の初値は上場二日目に持ち越されましたが、大手の予想は以下の通りです。
大手直前予想
(参考まで)
大手予想 | 株価(公募の?倍) | 備考 |
9,000円(5.3倍) | 上限値段 | |
初値予想(F) | 4,500円(2.6倍) | |
初値予想(T) | 3,900円(2.3倍) | |
1,700円 | 公開価格 | |
1,564円 | 引受価格 |
合致点からどれくらい下がる?
上場初日に寄らなかったIPOは、これで2022年度は5社目となります。今回は、過去4社の実績から、上場初日(大引け)の合致点からどれくらい下がるかで初値を考えてみます。
上場初日の合致点と初値
銘柄 | 買い越し倍率 | 気配値 | 初日合致点 | 初値 | 騰落率 |
セカンドサイトアナリティカ | 1.55倍 | 3,200円 | 3,400円 | 3,190円 | ▲6.2% |
サークレイス | 3.22倍 | 1,656円 | 2,100円 | 2,320円 | +10.5% |
トリプルアイズ | 2.15倍 | 2,024円 | 2,500円 | 2,200円 | ▲12.0% |
ANYCOLOR | 4.09倍 | 3,520円 | 6,120円 | 4,810円 | ▲21.4% |
eWell | 1,49倍 | 3,910円 | 4,260円 | ?円 | ?% |
上場初日(大引け)の買い越し倍率を参考にすると、セカンドサイトアナリティカが近いですね。そうなると””eWell”の初値は、上場初日(大引け)の気配値(3,910円)付近になりそうです。
上場初日(大引け)の買い株数と初値時の買い株数
銘柄 | 気配値 | 初日買い | 初値出来高 | 差 | 増減率 |
セカンドサイトアナリティカ | 3,200円 | 658,200株 | 357,700株 | ▲300,500株 | ▲45.7% |
サークレイス | 1,656円 | 1,024,900株 | 551,800株 | ▲473,100株 | ▲46.2% |
トリプルアイズ | 2,024円 | 771,000株 | 251,400株 | ▲519,600株 | ▲67.4% |
ANYCOLOR | 3,520円 | 2,308,200株 | 1,044100株 | ▲1,264,100株 | ▲54.8% |
eWell | 3,910円 | 1,336,200株 | ?株 | ?株 | ?% |
上場二日目からは即金規制があるため、二日目の買いは初日よりガクンと減ります。”eWell”も50%は減るでしょうか? となると、”eWell”の二日目の買いは、約668,000株。
対する売りですが、公開株数は2,119,500株。公開株数の50%が初値売りされたら、約1,060,000株。う~ん f(^^;) これでは、いけません。気配値が下がってしまいます。
最終的には、明日の初値は、どれくらいの売り買いが入るかどうかなのですが、これ以上はわかりませーん。(*_*)
わかりやすい投資家心理!!
”eWell”の初値予想は以上で終わりです。予想通りにならないのが、IPOの初値というものです。f(^^;)
さて、前段で上場初日(大引け)の買い株数と初値時の買い株数を見てみました。今度は、売り株数を見てみると、そこには実にわかりやすい投資家心理を見ることができます。
銘柄 | 初値売却率 | 初日売り | 初値出来高 | 差 | 増減率 |
セカンドサイトアナリティカ | 57.2% | 425,200株 | 367,700株 | ▲67,500株 | ▲15.9% |
サークレイス | 64.0% | 318,400株 | 551,800株 | +233,400株 | +73.3% |
トリプルアイズ | 40.5% | 359,400株 | 251,400株 | ▲108,000株 | ▲30.1% |
ANYCOLOR | 58.0% | 564,700株 | 1,044,100株 | +479,400株 | +84.9% |
※当ブログでは便宜上、初値出来高÷公開株数を初値出来高としています。
上場二日目になっても、初値売りをされる方は70%以上にはなりません。公募でゲットしたIPOを初値売りをしないセカンダリー派が、けっこういるということなのでしょう。
売り株数とは、前日の大引け時の売り株数です。翌日の初値時の売り株数に、増減があります。
上場二日目の気配値が前日の大引け時より大きければ、初値売りが増え。逆に、気配値があまり変わらければ、初値売りを控えているように思えます。
「より多く儲けたいという投資家心理」が、如実に表れていますね。(^^)
ちなみに、各IPOの状況は ・・・ 。※あくまで結果論です。
・セカンドサイトアナリティカの終値はストップ高でしたので、初値売りは失敗。
・サークレイスは、あまり上がらず、終値は初値以下でしたので、初値売り成功。
・トリプルアイズは、あまり上がらず、終値は初値と同じなので引分。でも、三日目から下落したので、結果的には初値売りが正解。
・ANYCOLORは上場後、連続ストップ高でしたので、初値売りは失敗。
う~ん f(^^;) ”eWell”のセカンダリーは、どうしましょう?
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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