【№1705】
管理人は、セカンダリーに参加したのですか?
参加せずに、分しているだけじゃ!!
“ティムス” の上場初日は?
ー ティスム(4891)上場初日のチャート -
初値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
919円 | 930円 | 769円 | 769円 | 7,419,400 |
ストップ安 | ストップ安 |
初値(919円)は、公開価格(670円)の1.37倍。騰落率、+37.2%。
“ティムス” は、脳梗塞(こうそく)治療薬開発を行う創薬ベンチャー。足元の業績は赤字で今2月期は売上高ゼロという、将来性のみで評価しなくてはいけないヤバそうな案件でしたが、公募割れすることもなく、上々な初値でした。
ご当選され初値売りされた読者様、おめでとうございます。!(^^)!
上場承認当初は不透明感が強かったが、海外配分の比率が高くなっており、海外投資家から予想以上に高い評価を得たようです。国内市場からの吸収金額は実質的に10億円台となっており、需給面への不安は後退。グロース市場を取り巻く環境も良好なことから、堅調な初値形成になったのでしょう。
しかし、終ってみればストップ安。2023年2月期(今期)の業績見通し(個別)で12億円の最終赤字(前期は10億円の黒字)を見込んでいます。市場では「直近の新規株式公開銘柄でも業績見通しが赤字の銘柄への売り」が目立ちます。”ティムス” も同様に売られたということのようです。
初値売りがヘン?
初値売却率(全体)
公開株数 | 出来高(初値) | 初値売却率 |
4,290,900株 | 2,003,500株 | 46.7% |
※便宜上、当ブログでは「初値出来高÷公開株数」を「初値売却率」としています。
”ティムス” の初値は、大手予想(800円)を超えた919円。公募の1.37倍はIPO全体から見れば確かに低いのですが、リスクのあるバイオベンチャーしては、予想外に初値が高騰したと思っています。
普通、予想外に初値が高騰したIPOは初値売却率が高いのですが、46.7%とは? ・・・ あれれ f(^^;)
“ティムス” は、半分以上が海外向けに販売されました。では、国内向け公開株数を分母にすると ・・・ 。
初値売却率(国内だけ)
公開株数(国内向け) | 出来高(初値) | 初値売却率 |
1,948,600株 | 2,003,500株 | 102.8% |
100%を超えてしまいましたが、どちらかと言えばこの102.8%の方が初値売りの実態に近いように思えます。
セカンダリーの時間は何分あったか?
初値出来高は、2,003,500株。初値売りされた株数と、初値買いされた株数は同じです。誰がセカンダリーに参加されたのか不明ですが、かなりの株数です。「初値が予想以上に高騰したIPOは、上値を追うのだろうか?」と考えますので、管理人は “ティムス” のセカンダリーには参加していません。
919円で初値買いですから、920円以上で売却しないと利益は出ません。初値後の株価は930円まで上がりました。919円の初値は、10時09分00秒。高値930円をピークに下落が始まり、最後に920円を付けたのが、10時09分52秒。
初値買いをしていたら、
利益を得られた時間は、初値後52秒間。
秒で稼ぐデイトレーダーさんしかできないセカンダリーですね。
参加しなくて正解でした。f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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