【明日上場】管理人が初･繰上当選した “サンクゼール” の初値は？

【№1808】

冒険者

管理人が、SMBC日興証券で初の繰上当選したIPOですね。
初値予想にも力が入りますよね。どんな感じなのですか？

大賢者

公募割れしなければ、OKじゃ!!

“サンクゼール”（2937）の初値は？

ー　復習　－

ワイン、ジャム、パスタソースなどの商品を扱う「サンクゼール」ブランドと、こだわり食材を扱う「久世福商店」、アメリカ中心に海外で「Kuze Fuku＆Sons」の3ブランドを展開。FC含めて国内に155店（22年10月末）の自社店舗を有する食のSPA（製造小売り）。ECや小売業向け卸販売やOEM製造も手がける。

1982年設立、長野県地盤。商品の企画・開発、製造、店舗、販売までを自社で手がけるのが強み。長野県飯綱・信濃町に国内工場、アメリカ・オレゴン州に海外工場を保有。ワイナリーも所有。配当性向30％目安。

今2023年3月期は純減3店。既存店は堅調増。FC、EC伸長、卸販売は新規採用が増えて大幅増。ただ、原材料費や労務費が重荷。営業益横ばい圏。

調達資金は直営店の新規出店費用や人件費などに充当。
会社四季報ONLINE

ー　業績予想　－
（会社四季報オンラインより）

※単位：百万円	2022年3月期（実績）	2023年3月期（予想）	前年同期比
営業収益	14,165	16,940	+19.6%
営業利益	1,316	1,330	+1.1%
経常利益	1,322	1,310	-0.9%
当期純利益	939	940	+0.1%

ー　初値予想材料　－

・市場テーマ
　食品、小売り、ワイン

・調達金額
　公開価格は、想定価格（1,550円）を上回る仮条件の上限（1,800円）で決定。
　このため、調達金額は46.5億円→54.0億円へ増額。

・売り圧力
　VC（0）。
　1.5倍ロックアップ解除株：0株
　ロックアップなし： 0株
　行使可能なストックオプション： 123,200株（実質）

・業績
　売上は右肩上がりですが、利益は頭打ち　業種・業態から見れば致し方がない？

・同日上場
　アイズ（5242）、note（5243）＋上場初日に初値が付かなかった INFORICH（9338）

・あてにならない管理人の初値予想（BB時）
　食料品の卸売はIPOのテーマとして人気が出るものではありませんが、特にマイナス要素があるようには思えません。機関投資家の評価も良かったようで、かなり強気の仮条件になりました。

初値に影響があるとすれば、同日上場が他に2社（”アイズ”・”note”）があることでしょうか。管理人は、”アイズ” に資金が集中するのではないかと考えています。

以上から、公開価格が仮条件の上限（1,800円）として、初値は2,340円～2,700円（公募の1.3倍～1.5倍）くらいにしておきましょう。f(^^;)

★“サンクゼール”は、SMBC日興証券で初めて補欠から繰上当選したIPOです。管理人も直前予想をしてみたいと思います。いつもは、BB時予想だけ。

直近のIPOの初値に勢いがあります。これはバカにできません。実質4社同日上場になりました。この結果、”アイズ” にセカンダリー資金が向かうと予想されます。
ここから考えるとBB時の予想を下げざるを得ませんが、初値は大手予想以上の2,200円前後としておきましょう。当選しているので、期待を乗せてあります。f(^^;)

ー　大手直前初値予想　－
（参考まで）

大手予想	株価	備考
	4,140円	上限値段（2.3倍）
初値予想	2,100円
初値予想	2,000円
初値予想	2,000円
	1,800円	公開価格
	1,656円	引受価格