【№1818】
読者様が当選、管理人は当選後辞退した “アップコン” です。
これは、初値予想に力が入りますよね?
できれば、初値予想はちょっと ・・・ !!
“アップコン”(5075) の初値は?
ー 復習 -
ウレタン樹脂による修復工事業者。2003年設立。地盤沈下が原因で生じたコンクリート床の沈下や傾き・段差・隙間を、完全ノンフロンのウレタン樹脂と小型機械を用いた独自の「アップコン工法」で修正する施工を主力事業としている。
会社四季報ONLINE
同工法を用いて、道路や空港に生じた段差の修正や空隙充填などの公共工事も担う。同時に事業展開の推進に向け、杭状地盤改良、緑化、応急復旧など複数のプロジェクトによる研究開発を推進。
今後は新技術開発に向けた人材確保や育成、アップコン工法の知名度向上に注力。年1回の期末配当が基本方針。
今2023年1月期は民間、公共事業ともに順調に伸びる。材料高や施工経費、人件費負担などこなし営業増益。
調達資金は広告宣伝費や設備投資、人材の採用・育成に充当。
ー 業績予想 -
(会社四季報オンラインより)
※単位:百万円 | 2022年1月期(実績) | 2023年1月期(予想) | 前年同期比 |
営業収益 | 673 | 900 | +33.7% |
営業利益 | 55 | 150 | +172.7% |
経常利益 | 53 | 150 | +183.0% |
当期純利益 | 37 | 100 | +170.3% |
ー 初値予想材料 -
・市場テーマ
補修工事、住宅、公共工事
・調達金額
公開価格は、想定価格(1,280)と同額の仮条件の上限でで決定。
このため、調達金額は2.9億円のまま。
・売り圧力
VC(0)。
1.5倍ロックアップ解除株:0株
ロックアップなし: 15,600株 公開価格(230,000株)の6.8%
行使可能なストックオプション: 0株
・業績
売上・利益ともに右肩上がり
・同日上場
ダイワ通信(7116)、アルファパーチェス(7115)
・あてにならない管理人の初値予想(BB時)
★事業は、コンクリート床の沈下修正事業ですが、アップコン工法をいう独自性があります。・・・ とは言え、土木業がIPOで人気化するとは思えません。
設立20年目の会社ですが、業績は頭打ちのようで成長性はいまいち。前期は落ち込みましたが、今期は持ち直す見込みです。
売り圧力が少ないのは良いのですが、価格に割安感はありません。
管理人が気になるのは、売出株を減らしたことです。代表取締役とその資産管理会社からの放出でしたが、仮条件発表時に「117,000株→100,000株」に減らしてきました。機関投資家の評価は、良くなかったのかもしれません。
同日上場が、他に2社(”ダイワ通信”、”アルファパーチェス”)あります。2社ともスタンダード市場のパッとしないIPOですが、3社同日上場はちょっとマズイような気がします。
以上から、公開価格が仮条件の上限(1,280円)に決定した場合、初値は公開価格近辺で公募割れリスクも感じます。1,200円~1,350円(公募の0.94倍~1.05倍)くらいとしてきましょう。f(^^;)
ー 大手直前初値予想 -
(参考まで)
大手予想 | 株価 | 備考 |
2,944円 | 上限値段 (2.3倍) | |
初値予想 | 1,280円 | |
初値予想 | 1,280円 | |
初値予想 | 1,280円 | |
1,280円 | 公開価格 | |
1,177.6円 | 引受価格 |
赤は、比較的よく当たるところ。緑は、けっこう?な予想をするところ。青は、某新聞。
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2つのブログランキングに登録しています。
記事が面白かったら、応援の意味で下記の
「バナー」をクリックしてくださいね。(^^)