【№1850】
東洋証券の倍率は、たったの7.6倍だったのですか?
分析するとそうなるのじゃ!!
想定価格 → 仮条件 → 公募価格
想定価格 | 仮条件 | 公募価格 | 引受価格 |
950 円 | 900 円 ~ 1,000 円 | 1,000 円 | 920 円 |
ー BB状況 -
発行価格等の決定に当たりましては、仮条件(900円~1,000円)に基づいて、ブックビルディングを実施いたしました。
訂正有価証券届出書(新規公開時)
当該ブックビルディングの状況につきましては、
(1) 申告された総需要株式数は、公開株式数を十分に上回る状況であったこと。
(2) 申告された総需要件数が多数にわたっていたこと。
(3) 申告された需要の価格毎の分布状況は、仮条件の上限価格に集中していたこと。
以上が特徴でありました。
上記ブックビルディングの結果、公開株式数以上の需要が見込まれる価格であり、現在の株式市場等の状況、最近の新規上場株に対する市場の評価及び上場日までの期間における価格変動リスク等を総合的に勘案し、1,000円と決定いたしました。
なお、引受価額は920円と決定いたしました。
抽選結果
予想抽選枠は、総合証券ならば「割当株数×10%」、ネット証券(楽天等)は「×100%」と考えれば良いのですが、実際にはそうなりません。個人顧客への抽選配分・店頭配分の前に、機関投資家などへ配分される(差し引かれている)からです。大した差ではありませんが、管理人はそこを過去のデータを基にちょっとだけシビアに計算しています。f(^^;) |
証券会社 | 割当株数 | 比率 | 予想抽選枠 | 難易度 | 申込 | 結果 |
東洋 | 581,000 株 | 83.0% | – 本 | ネット申込不可 | ー | ー |
SBI | 42,000 株 | 6.0% | 189 本 | ムリ | ○ | × |
・ポイント | 95 本 | |||||
東海東京 | 14,000 株 | 2.0% | 10 本 | ムリ | ー | ー |
マネックス | 14,000 株 | 2.0% | 126 本 | 厳しい | ○ | × |
楽天 | 14,000 株 | 2.0% | 126 本 | 厳しい | ○ | 1/23 |
極東 | 7,000 株 | 1.0% | – 本 | 口座なし | ー | ー |
松井 | 7,000 株 | 1.0% | 63 本 | ムリ | ○ | × |
岩井コスモ | 7,000 株 | 1.0% | 7 本 | ムリ | ー | ー |
水戸 | 7,000 株 | 1.0% | – 本 | 口座なし | ー | ー |
あかつき | 7,000 株 | 1.0% | – 本 | 口座なし | ー | ー |
※その他にOAが、[105,000株]あります。
管理人の独り言
ー 当選難易度とBBスタンス -
(BB時)
・主幹事は東洋証券ですが、ネット申込ができないのでガックリですね。主幹事に申し込めないので、当選は厳しそうです。2Pゲットの全滅でしょう。2023年の第1号IPOですが、平常心で淡々と申し込むだけです。f(^^;)
ー 抽選結果を見て -
・テクノロジーズの主幹事は、東洋証券。抽選枠(平等抽選)は、割当株数の10%で約581本としましょう。この抽選に参加できる方は、ざっと計算してみると店頭口座の146,262人になります。※総合口座:167,610 – ネット口座:21,348(口座数は、2022年3月末)。
仮に参加率を3%とすると、平等抽選の参加者は、約4,388人。抽選倍率は、約7.6倍になります。参加率は不明ですが、SMBC日興証券が主幹事の場合の参加率(3%)としました。
あくまで計算上の倍率ですが、7.6倍と聞くと 『えっ!! こんなに低いのだったら、店頭口座を開設しておけば良かった!!』 なんて思ってりして。f(^^;)
さて、ネットで主幹事に抽選申込ができないのですから、初めから終わっていたIPOですが、結果は全滅(想定内)。ネットで当落状況を確認しても、SBI証券の補欠当選がいいところ。この手のIPOは、年にいくつか必ずあるので、気にせずに行きましょう。
“テクノロジーズ” の基本情報は、最下段の関連記事を参照願います。 |
では、また (^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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