【№1698】
本社所在地が、兵庫県神戸市って?
不思議に思えるじゃろう!!
当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;) ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出 |
社名由来・意味
”monoAI technology 株式会社” は、オンラインゲーム受託開発事業及びミドルウェア事業から出発したのですが、設立時(2013年)の社名は “株式会社 モノビット”。
「mono」は「モノ」を世襲した結果? 「AI」は、「ゲームAI開発を行う “モリカトロン 株式会社” を子会社化したことに起因しているのでは?」と思われます。
「AI」を「アイ(愛?)」と読ませる点が面白いのですが、この “モリカトロン 株式会社” の社名もまた面白いのです。同社の代表取締役・モリカトロンAI研究所所長は、森川幸人 氏。これ絶対、「モリカワ・トロン」ですよね。創業者の氏名にちなんだ社名を付ける会社は、最近はまったく聞かなくなりました。f(^^;)
「mono」?
思いつくのは、1982年に創刊された雑誌「モノ・マガジン」のロゴになっているアレですね。40年前からあるので、読者様にもお馴染みのロゴかと思います。
モノ・マガジンの「モノ」は、「物」。モノ情報誌のパイオニアであるモノ・マガジンに影響を受けたのかもしれません。ただし、モノビットの「モノ」は、オンラインゲームでしたが ・・・ 。f(^^;)
なお、本社所在地は、兵庫県神戸市。2022年9月に東京都新宿区から移転。代表取締役の本城嘉太郎 氏は、神戸市生まれ。上場直前に本社移転(登記上)とは、これ「故郷に錦を飾る」ってやつですか。カッコイイですね。
まぁ、事業内容から考えると別に東京本社でなくとも、今の時代まったく困りませんが ・・・ 。(^^)
IPO Outline
会社名 | monoAI technology 株式会社 [5240] |
本店所在地 | 兵庫県神戸市 |
上場市場 | グロース市場 |
設立年月日 | 2013年 1月 4日 |
業種別分類 | 情報通信 |
事業概要 | メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の運営 |
規模 | 中型(時価総額62.5億円、吸収金額10.6億円)※想定価格ベース |
親子上場 | なし |
幹事会社(主) | SMBC日興、みずほ、SBI、岩井コスモ、岡三、楽天、マネックス、松井 |
BB期間 | 12月 5日 ~ 12月 9日 |
抽選発表 | 12月 12日 |
上場予定日 | 12月 20日 |
同日上場 | INFORICH(9338) |
発行株数 | 8,723,220 株 |
公開株数 | 1,675,000 株 公募: 1,200,000 株 + 売出: 256,6000 株 + OA: 218,400 株 (公募内訳:新規株式発行 1,200,000 株、自己株式処分 – 株) |
売出比率,OR | 売出: 15.3 % OR: 16.9 % |
想定価格 | 630 円 |
海外向け販売 | なし |
難易度 | 主幹事(日興)の割当株数を85%とすると、予想抽選枠は 978本。 抽選枠が1,000本以下だと、かなり厳しいものがあります。f(^^;) |
事業内容
グループは、monoAI technology、連結子会社2社(モリカトロン株式会社、モノビットエンジン株式会社)、及び持分法適用関連会社1社(AIQVE ONE株式会社)で構成。 グループのサービスは、 ・メタバースサービス 仮想空間内で行われるライブ・展示会等の需要に対し、顧客ごとのシステム開発及びオンラインゲーム開発、顧客の要望によってはライブ・展示会等のイベント運営、集客代行、運営支援。 ・XRイベントサービス 仮想空間内で行われるイベント等の需要に対して、当社のプラットフォーム「XR CLOUD」を活用し、あらかじめ構築した仮想空間をベースに、誰でも簡単に仮想空間上でイベント等を開催できるもの。採用説明会や社内懇親会、社内会議、展示会、ショッピングモール、VTuberファンイベント、国際化学オリンピック等を手掛け、さまざまな種類のイベントをパッケージ化し、低コスト、短期納期化を実現。 ・XR周辺サービス 同社グループ「XR CLOUD」の根幹でもある通信ミドルウェア「モノビットエンジン」の開発・販売、AIを用いたソフトウエア品質保証サービスの開発、キャラクター開発等のAI技術開発。 |
業 績
(単独決算→連結決算)
回次 | 第5期 | 第6期 | 第7期 | 第8期 | 第9期 |
決算年月 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 | 2021/12 |
売上高(百万円) | 770 | 753 | 218 | 1,127 | 1,291 |
経常利益(百万円) | 24 | 10 | 3 | △480 | △175 |
当期純利益(百万円) | 1 | 7 | △22 | △581 | △182 |
※第7期まで単独決算。第8期から連結決算。
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。
手取金の使途
充当先(予定) | 金額 |
人件費、採用費及び研究開発費 | 683,520 千円 |
計 | 683,520 千円 |
売出株放出元
株主 | 関係他 | 売出株数 |
㈱ベリサーブ | 256,600 株 | |
計 | 256,600 株 |
VCの有無
VC : 3 |
売り圧力
発行済株数 | 8,723,220 株 |
売出株数 | 256,600 株 |
残(株主保有株) | 8,466,620 株 |
・180日ロックアップ | 5,968,260 株 |
・90日ロックアップ & 1.5倍ロックアップ解除① | 545,020 株 |
・ロックアップなし② | 1,953,340 株 |
・第三者割当③ | 1,953,340 株 |
上場初日に売却可能性のある株数(①+②-③) | 545,020 株 |
ストックオプション(新株引受権)
・ストックオプション(行使可能) | 997,140 株(236,060 株) |
※ストックオプションから、180日ロックアップロックアップ、および第三者割当を除くと、行使可能なストックオプションは実質 236,060株と考えられます。
では、また (^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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