【IPO】お勧めの証券会社は?

 前回記事(一番の証券会社を聞かれたら?)では、1社に絞ることはできませんでした。IPOの抽選申込にはそういう性質があるということを踏まえ、今回は”Prof.新城のお勧め会社編”です。

お勧めは?

IPOの申し込み方の常識、いや通説に[多くの口座開設をして複数社から申し込む]があります。当選確率(を上げる)の点からは、これは100%正しい。逆に、効率・効果的な点から考えれば、申し込みは2社程度(主幹事+平幹事)でいいのではと思えます。

主幹事の割当株数が圧倒的なことから、抽選配分率がどうであれ、主幹事が最も当選しやすいことには誰も異論はないと思います。しかし、各社の申込数がわからない現状では、正確な当選確率・抽選倍率がわかりません。なので難しいことは考えずに、気になる証券会社があれば、好きなだけ口座開設してもいいと思います。口座開設に労力はかかりますが、なんといっても口座開設費・口座維持費は基本0円ですからね。(^^;)

当選は”運”です。完全平等抽選においては・・・ですよ。運があればどの証券会社でも当選します。IPOブログに書いてあることは、[嘘・本当]または[信じられる・信じられない]ということではなく、IPOの抽選に申し込むのは読者様ご自身なので、やりたいようにやってみるが一番です。やってみないとわかりません。

Prof.新城の勧める証券会社

とはいえ、私も怪しいIPOブロガーとして、お勧めの証券会社を挙げてみたいと思います。なお、お勧め会社の抽選における当選であって(店頭除く)、2017年~2019年の3年間の実績です。

野村證券

主幹事といえば、断トツで野村です。この主幹事回数と0円申込が人気要因で、おそらくものすごい抽選倍率だろうと考えます。当選回数は2回。大型案件が多く抽選枠も多いことからお勧めします。大型案件は初値が期待できない場合が多く、また公募割れのリスクも出てきます。申し込みは慎重にお願いします。でもヤバそうなら、当選後キャンセルしてもペナルティもないのでマル。当選2回のうち1回は当選後にキャンセルしました。そのIPOは公募割れ・・・ムムム(^^;)

みずほ証券

それなりの主幹事数です。当選回数は2回。うち1回は繰上当選です。ここは補欠当選でもあきらめないのが肝心ですね。ここも、当選後キャンセルにペナルティがないのでマル。書いてある内容が少ないのは、この会社にはあまり特徴がないだけです。変な勘繰りはナシですよ。お勧めです。

SMBC日興証券

それなりの主幹事数です。当選回数は2回。 繰上当選はありませんが、昨年新設されたステージ抽選で1回当選しました。資金拘束があるので抽選倍率は低いかと思いきや、なかなな当選しません。人気のあるIPOにはそれなりに申し込みがあります。個人的には相性の悪い会社と思っていましたが、今回整理してみたら他とかわりないことがわかりました。お勧めですが、当選後のキャンセルにペナルティがあるので、覚悟を持って申し込んでくださいね。 (^^;)

大和証券

一番お勧めの会社と聞かれたら大和証券を勧めます。主幹事が多くて、抽選配分率も15%(状況で10%)。大手証券会社では最も多い抽選枠(当選本数)になるということです。当選回数は7回。 うち1回は繰上当選。3回はチャンス当選。SMBC日興証券にもステージ抽選がありますが、優遇抽選への配分率は大和(10%)、日興(5%)と大きいので、優遇抽選では日興よりお勧めですね。当選後のキャンセルにペナルティがないのは助かります。

SBI証券

当選回数は10回です。ちょっとした資金を口座に入れているので、当選が多いだけです。あまり参考にはなりません。IPOチャレンジポイント制度があるのでお勧めするだけです。       IPOの当選は【運=不確実性120%】ですが、ポイントが貯まれば(正確には申込ポイントの多い 順に)配分されるこの制度は、唯一確実なものといえます。ただし、これから口座を開設しIPOをやりたいという方には、”5年位は貯めないとお宝IPOのゲットは難しい”とアドバイスをします。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

大手証券会社の中では、主幹事回数は見劣りします。それでも、当選回数は2回とあまり他とかわりません。総合証券会社5社の中で、穴場というよりは意外性のある会社ではないかと考えています。理由は3点。①5社のなかで最も開設口座数が少ない。②主幹事が少ないうえに、取り扱うIPOも大型案件(不人気)が多い。③資金移動がちょっとだけ面倒くさい。この3点からIPO目的で口座開設している方は、他4社よりは少ないと思われる。だからといって、格段に当選率かよいわけではありませんよ! また、ここは当選後のキャンセルにペナルティがあるので、覚悟を持って申し込んでくださいね。(^^;) でも、どんなにヤバそうでも年に1回だけチャレンジできる時があります。SMBC日興証券にもあります。ベテランの読者様ならおわかりですね。無理にチャレンジする必要もないので、冗談と思ってください。・・・ムムム(^^;)

マネックス証券

当選回数は1回。 抽選配分率100%はすごいのです。資金拘束もガチガチです。このため意外と抽選倍率は高くないのではと考えています。でも、最終的な抽選枠(当選本数)は主幹事に完璧に負けます。あくまで、「平幹事として」ということでお勧めします。ただし、抽選配分率100% でも抽選枠が少なければ当選の可能性は感じられません。1回だけの当選ですが、その時のマネックス証券の抽選枠は111本でした。最低100本以上ないとダメかなと思います。100本はあくまでProf.新城の感覚ですよ。(^^;)

2017年~2019年 主幹事数(共同主幹事含む)

  2017年 2018年 2019年
野村證券 27 25 18 70
みずほ証券 18 25 13 56
SMBC日興証券 13 21 20 54
大和証券 18 13 21 52
SBI証券 8 12 7 27
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 6 6 5 17
マネックス証券 1 0 0 1

お勧めは以上です。え~これだけ?と思われました。当選もしていない会社を勧めることはできません。自信を持ってお勧めできるのは、自ら当選したことのある証券会社だけということです。 しかしですね、平等抽選の観点でSBI証券および大和・日興の優遇抽選を除くと、各社の当選回数に差がありません。それでも大和証券がちょっと多いですね。(^^)

お勧めの証券会社でも当選回数はこんだけです。

え~!お勧め記事になってないよ~!と思った 読者のあなた・・・。

当選しないのだからしょうがないでしょ!

これではほとんど「IPOはやっぱり当選しない」記事でした。こんなものです・・・ムムム(^^;)

では、また・・・(^^)/~~

運があれば
どこでも当選

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