【分析】婚活bizとコロナ!?

 ちょっと古い情報ですが、結婚相手紹介サービスをビジネスとしている「ツヴァイ」が6月1日に上場廃止となるので、”婚活ビジネス・IPO・コロナ”で、記事にしてみました。(^^;)

婚活ビジネス

婚活ビジネス企業一覧(時価総額)

会社名 コード 市場 上場 時価総額 初値 株価
IBJ 6071 1部 2012年12月 336億円 145円 802円
イグニス 3689 M 2014年07月 272億円 4,200円 1,848円
リンクバル 6046 M 2015年04月 53億円 512円 274円
ツヴァイ 2714 2部 2004年10月 34億円 2,220円 881円
パートナーエージェント 6181 M 2015年10月 21億円 1,333円 199円

・この婚活ビジネスは、結婚相手を見つけるマッチングをしている会社を対象としました。
・初値は、株式分割に合わせた株価に修正してあります。例:初値2,000円で2分割→1,000円
・株価は、2020年5月18日終値です。

婚活ビジネスの現状

 管理人は、婚活ビジネス事業で新たにIPOが出てこないのは、”人口が減少していく状況下でも利益を出せる”というビジネスモデルを作ることが難しい”からと思っています。今回のツヴァイは、IBJがTOBを実施し、IBJの子会社となることでの上場廃止ですが、 実際上場企業の株価もさえない状況です。

また、古い話ですが、2015年9月上場予定の「Omiai」が直前で上場中止になりました。「Omiai」は大手SNS「Facebook」を利用したマッチングサービスであり、婚活関連銘柄ということでもちょっと期待されるIPOでした。中止理由としては「事業環境の変化を見た上で上場すべきでない」 でしたが、2015年を最後に婚活IPOがなくなったのも事実です。婚活を取り巻くビジネス環境も2015年前後から変化していったということでしょうか。

考察 ビジネスの展望・その要因

 1980年代末のバブル景気全盛期に、結婚適齢期の女性は結婚相手の条件に 「学歴・収入・身長」いわゆる三高を求めたのですが、バブルが弾けて変わりました。いくら一流企業で高年収でも、会社が倒産または本人がリストラされたらダメじゃんということから、男性の人柄を見るようになってきたわけです。
”三高”はちょっと昔すぎますが、少子高齢化社会といわれるようになってからは、「育児や家事をしてくれる人」 が理想像のようで、随分変わったものです。(^^;)

しかし、直近は”コロナ離婚”という言葉まで出てきました。感染・重症化・死という生命の危機、および自粛・収入減・経済的に生きていけなくなるという危機に追い込まれて初めてわかる相手の人間性。人間性までは、さすがに結婚前の付き合いではわからないとは思いますが、コロナを契機に相手に求める条件も変わってくるのかもしれませんね。(^^;)

婚活ビジネスも相手への希望に応じて変化していくとは思いますが、管理人は少子化による結婚適齢期人口が減少していく中で、ビジネスの将来に良いイメージが持てません。男女間の希望にギャップがありすぎて、マッチングが難しいのではと思えます。
このギャップが生じる要因といえば、少子化と並び生涯未婚率の要因と同じで、若い方(結婚適齢期)の給料が安すぎるのが原因ではないでしょうか。 結婚難も少子化も、まさに格差社会の一面です。コロナ禍で格差は、更に広がるような気がします。・・・ムムム(^^;)

あとがき(おまけ)

 2011年の漢字は 東北大震災もあり、身近でかけがえのない人との絆をあらためて知るということから、【絆】でした。
コロナ禍も同じ自然災害です。漢字は、自、三、応、感…いろいろ思い浮かびます。
三蜜を避ける(人とれる)、テレワーク(会社とれる)、格差の拡大(更にれる)ということから、【離】になるのではと予想します。ちょっと早すぎますね。・・・あはは(^^;)

では、また(^^)/~~

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

読者の皆様もコロナに感染しないよう細心の注意をお願いいたします。

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