【IPO】公開情報の分析・解析

抽選は本当にされているのか?

 IPOに何回申し込んでも毎回落選。証券会社は本当に抽選をしているのだろうか? 落選が当たり前のIPOといわれるが、こんなに落選ばかりはおかしい。

IPOを始めたばかりの頃にそう思われた方は多いのではないでしょうか。抽選発表はありますが、それは申込に対する[当選・落選]の結果発表であり、[当選○人・落選○人]等の情報公開はしていません。確かにこれでは抽選での当選者はゼロ、当選者は全員店頭(窓口)客、抽選なんて嘘っぱちと思えてきます。

嘘だろ!

抽選が行われた証拠という意味では、日本証券業協会が月次公開している[新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況](以下、新規公開株配分状況と略す)が、これにあたります。

この新規公開株配分状況は、抽選が行われた証拠 というより、[株券等の募集等の引受け等に係る顧客への配分に関する規則]、特に、[個人顧客への配分予定数量の10%以上について抽選により配分先を決定する]を、各証券会社が順守しているかを協会がチェックしている公開資料という一面があります。

毎月チェックしていますが、抽選はきちんと実施されているようです。落選ばかりなのは、いかに多くの申し込みがあり、とんでもない当選確率・抽選倍率ということです。

とんでもない倍率

公開情報(新規公開株配分状況)の分析・解析

 IPOの抽選結果にかかわる公開情報は、とても少ない状況です。誰でも入手可能な情報としてはこの日本証券業協会の[新規公開株配分状況]だけでしょうか。SMBC日興証券の抽選申込番号=抽選申込者数は、目安にはなりますが、会社から公認されたものではありませんし、 楽天証券が公開する自社の抽選倍率は信じられるものですが、申し込みをした者しか入手できない情報です。

注)補足説明(SMBC日興証券の抽選申込番号=抽選申込者数 )               申し込んだら【10000番】。番号を見てこれでは当選は難しいと考え、即キャンセル。申し込まなければ当選はないと考えなおし再度申し込んだら【10001番】。ということは、申込番号=申込者数ではあるが、キャンセルも含まれている。正確ではないですね。やはり目安です。

私はIPOを始めた頃から、なんとかして当選できないものかと、この[新規公開株配分状況]を毎月ダウンロードをし、チェックしていました。また、[少ない情報を分析して少しでも効率・効果的な申し込み方の探求] が、当ブログのコンセプトなので現在も分析・解析を継続しています。

残念ながら、この [新規公開株配分状況]を分析・解析しても、どの証券会社が当選しやすいのかを明確に判別することはできません。なぜなら、各社の抽選枠(当選本数)がわかっても、申込者数は不明です。これでは、各社の確率・倍率を正確に算出することはできません。・・・ムムム(^^;)

それでも、いろいろなことがわかって、それなりに面白いですよ。読者様に興味を持っていただけるような面白そうな配分実績を出してみましょう。

HEROZ(2018年4月20日 東証マザーズ上場)

想定価格仮条件公募価格初値初値上昇額初値上昇率
3,640円3,900円~4,500円4,500円49,000円44,500円988.9%

いまさら説明は不要ですね。上場承認からものすごい人気で事前評価は「S級」。大手予想会社の初値予想も28,000円(約6.2倍)でしたので、爆上げを裏付けるものでした。

まさかここまで(約10.9倍)になるとは・・・予想できるわけないでしょ!(^^;)

HEROZ配分実績

 総配分数抽選配分(規則10%以上)店頭配分
 単元数単元数人数配分比率単元数人数配分比率
日興93110210211.0%82975489.0%
SBI189950.0%9950.0%

出典元:新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況 2018年4月中報告 HEROZから抽出・加工

店頭配分は、正しくは「抽選によらない配分」です。

伝説のHEROZでしたが、配分はいたって普通ですね。ですが、推測するとSBI証券でチャレンジポイントで配分を受けた方は、3名ほどいたわけです。いったい何ポイント使用したのでしょうか? 考えただけで・・・ムムム(^^;)

えっ!

SMBC日興証券の店頭配分を、もう少し深掘りしてみましょう。

店頭配分を受けた個人投資家の分析

店頭配分単元別配布(店頭配分)
単元数人数12~5
82975470351

出典元:新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況 2018年4月中報告 HEROZから抽出・加工

店頭配分は、正しくは「抽選によらない配分」です。

いやいや、あのHEROZを店頭とはいえ、最低2単元(200株)ゲットした個人投資家が51名もいます。初値売却で、最低8.9百万円(税引前・手数料除く)の利益があったわけです。これらの方々はSMBC日興証券さんと日頃どのようなお付き合いをされているのでしょうか。まぁ、ものすごい額の手数料を支払っていらっしゃる人たちなのだろうと推し測るだけですが・・・ムムム(^^;)

妄想しながら分析・解析すると、けっこう面白いものです。(^^)

分析・解析のポイントは時系列

最後に

 この [新規公開株配分状況]を単発で見ても得られるものはあまりありません。ところが、データを時系列に分析・解析すると、また違ったものが見えてきます。いわゆるビッグデータ解析ですね。それをEXCELでやっているだけなのですが、いや~EXCELは優れものです。ほとんどの統計解析はこれでできます。ちなみに、Prof.新城はEXCEL上級マスターの資格をもっています。20年ほど前に取得しました(古すぎですが、基本はあまりかわらない)。まさかIPOブログで役立つとは、わからないものですね。・・・ムムム(^^;)

面白い分析・解析ができたら、記事にアップさせていただきます。

では また (^^)/~~

次回の分析は?

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