【№1575】
設立は、2018年7月。
4年3ヶ月19日で上場ですよ?
スピード上場!!
まさに、新興企業じゃな!!
当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;) ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出 |
社名由来・意味
同社の社名由来は、公式サイト・目論見書に掲載されています。また、ネットで検索してもあちこちでヒットします。それだけ、社名の由来・意味について聞かれるのでしょう。(^^)
社名の由来は、『かつてインドで「0」という概念が生まれたことが後の数学を大きく発達させたように、全く新しい概念やアイデアを創出することによって世の中に革新的変化をもたらすことを目指して、「pluszero」と名付けました』とのこと。
最初にゼロというものを定義したのは、7世紀のインドの数学者・ブラーマグプタという人物。著書『ブラーマ・スプタ・シッダーンタ』の中で、数としての0(ゼロ)の概念を記しています。文明の最先端だったヨーロッパよりはるか以前に、インドでゼロが発見されていたいたわけです。
ちなみに、紀元前500年頃、古代バビロニアではゼロはすでに存在していましたが、これは記号としてのゼロ。例えば、「101」という数字の場合の「0」には意味はなく、ただの記号です。
ゼロの概念は、「ブラーマ ・・・」に「いかなる数に零を乗じても結果は常に零であること」、また「いかなる数に零を加減してもその数の値に変化がおこらないこと」という零の性質が記載されているようです。
・・・ となると、この社名「+ゼロ」は、ゼロの概念を知っている方に誤解される可能性があります。「ゼロは常にゼロ」「+ゼロとは変化がないこと」。「なんだ、この社名は?」 ・・・ ですね。f(^^;)
ー おまけ -
7世紀の日本は、飛鳥時代。その頃の有名人と言えば、聖徳太子(574年~622年)です。皇族の一員で6世紀の終わりから7世紀の始めまで政治の主導権を握っていました。
日本のお札に最も多く登場した人物は? そうです!! この聖徳太子なのです。個人的に覚えている旧紙幣の最高額は1万円。ゼロが多いですね。f(^^;)
IPO Outline
会社名 | 株式会社 pluszero [5132] |
本店所在地 | 東京都世田谷区 |
上場市場 | グロース市場 |
設立年月日 | 2018年7月10日 |
業種別分類 | 情報通信 |
事業概要 | AIと ITを軸に各種テクノロジーを統合的に活用した ソリューション提供事業 |
規模 | 小型(時価総額34.5億円、吸収金額7.5億円)※想定価格ベース |
幹事会社(主) | SMBC日興、SBI、大和、マネックス、楽天、いちよし、松井 |
BB期間 | 10月13日 ~ 10月19日 |
抽選発表 | 10月20日 |
上場予定日 | 10月28日 |
同日上場 | なし |
発行株数 | 2,500,000 株 |
公開株数 | 541,400 株 公募: 375,000 株 + 売出: 96,000 株 + OA: 70,400 株 (公募内訳:新規株式発行 – 株、自己株式処分 375,000 株) |
売出比率,OR | 売出: 17.7 % OR: 18.8 % |
想定価格 | 1,380 円 |
海外向け販売 | なし |
難易度 | 主幹事(SMBC日興)の割当株数を85%とすると、 予想抽選枠は316本。 こんな少ない抽選枠での当選は、まずあり得ません。f(^^;) |
事業内容
AI・自然言語処理・ソフトウェア・ハードウェア等の各種テクノロジーを統合的に活用したソリューション提供・開発・保守・運用および販売、 ならびに受託及びそれらに付帯するコンサルティング業務。 いまいちわかりにくいので、具体的なソリューションとして、『教科書・教材を出版している会社に、問題を間違えたときの原因を特定し、それを解消するために取り組むべき課題を提案するデジタル教材「AIチューター・ゼロ」を提供』があります。 |
業 績
回次 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 |
決算年月 | 2019/3 | 2019/10 | 2020/10 | 2021/10 |
売上高(百万円) | 51 | 88 | 382 | 508 |
経常利益(百万円) | 23 | 13 | ▲27 | ▲79 |
当期純利益(百万円) | 15 | 10 | ▲27 | ▲79 |
※単独決算
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。
手取金の使途
充当先(予定) | 金額 |
技術への投資 | 410,100 千円 |
人材への投資 | 62,000 千円 |
計 | 472,100 千円 |
売出株放出元
株主 | 関係他 | 売出株数 |
小代 義行(満50歳) | 代表取締役会長 | 24,000 株 |
森 遼太(満34歳) | 代表取締役社長 | 24,000 株 |
永田 基樹(満32歳) | 取締役副社長 | 24,000 株 |
小代 愛 | 代表取締役会長の配偶者 | 24,000 株 |
計 | 96,000 株 |
VCの有無
VC : 0 |
売り圧力
発行済株数 | 2,500,000 株 |
自己株式 | 349,800 株 |
売出株数 | 96,000 株 |
残(株主保有株) | 2,019,200 株 |
・180日ロックアップ | 1,814,340 株 |
・90日ロックアップ | 144,840 株 |
・1.5倍ロックアップ解除① | 0 株 |
・ロックアップなし② | 60,020 株 |
上場初日に売却可能性のある株数(①+②) | 60,020 株 |
ストックオプション(新株引受権)
・ストックオプション(行使可能) | 246,788 株(193,200 株) |
※行使可能なストックオプションが193,200株ありますが、180日ロックアップが40,000株、90日ロックアップが153,200株かかっています。このため、行使可能なストックオプションは実質ゼロと考えます。
では、また (^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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