証券会社のシステム変更
ほとんどの読者の皆様が気づかれていると思いますが、岩崎コスモ証券・松井証券のWEBシステムが変更になりました。気になるのは、ログイン画面・操作画面のリニューアルですね。とはいえ自分がメインにするIPOの取引画面しか見てないのですが・・・ムムム(^^;)
画面がリニューアルされて、見やすくなった・見にくくなった・・・意見は分かれるところです。その点では、松井証券さんは、ログイン時に旧新の画面選択ができるのでお客様がとまどわないよう考慮してくれているのかな? という印象を持ちます。
プライベートな話ですが、Prof.新城の前職は、ITメーカーの営業職でした。 取扱商品は電子カルテで、お客様はお医者様(歯科でなく医科)、私の場合は開業医(クリニック)の先生でしたね。最初にご購入いただいた時は問題ないですが、入れ替え時、当然電子カルテの機能もアップしているのですが、同時に画面がリニューアルされるのです。多少の変化ならばそれほどでもないのですが、大きく機能アップすればけっこう画面・操作方法も変わってしまいます。
大幅な機能拡張したときは、いや~何度も先生に呼びつけられました。”お前のところは、何を考えているんだ!こんな使えないものに入れ替えやがって!(リニューアルされすぎて、何が何だかわからない!)・・・みたいなことを何回言われたことやら。(^^;)
先生のお気持ちはよくわかります。旧システムでは、患者様ひとりあたりの診察時間が5分かかったとしましょう。慣れていない新システムでは、6分になった。たった1分と思うでしょうが、日に60名の来院があるクリニックでは、1時間終了が延びるということです。診察の待ち時間が長くなるので、患者様に申し訳ありません。※正確には次の患者様をお呼びするまでの時間が延びたと考えてください。
システムを使いこなすとよくいいますが、これほとんど”慣れ”です。しばらくすると、患者様の待ち時間は元に戻り、機能アップのお陰で更に短くなることもあります。先生にも余裕ができ、この新機能便利だね。どうしてもっと早くできなかったのかね!・・・私へのあのクレームはなんだったんだ~!・・・こんなものです・・・ムムム(^^;)
期待したい機能アップは?
というわけで、 岩崎コスモ証券・松井証券の画面変更にとまどう方も時間の問題で、慣れてしまうだけのことです。考えてみてば、各社のIPO抽選申込画面・操作方法も微妙に違います。IPOをやり始めたころ、操作画面の違いに違和感を覚えましたが、今では何も感じない・・・。
システム変更についてあらためて考えると、各社にお願いしたい機能アップは、IPOの抽選結果を当選・落選関係なくメールで通知してもらえると助かりますね。一部の会社が対応していますが、IPOを取り扱う会社にすべて対応していただけると、管理上とても助かります。投資は自己責任!IPOの当落結果確認も自己責任!・・・といわれると・・・ムムム(^^;)
最後に雑学を・・・
折角なので最後に雑学をひとつ。いまでは病院・クリニックで当たり前のように見かける電子カルテですが、メーカー各社でメインのカルテ画面はバラバラなのです。え~診療で使うのに???と思いますよね。これには理由があるのです。カルテに記載しなければならないことは決まっているのですが、その書き方は自由(決まってない)。カルテが”手書き”の時代から書き方には、約束がなかったのです。決まりがないのですから電子カルテシステムを開発する側も困りました。医師にアドバイスを受け、懸命に考えて開発したのに”使いづらい”の一言で終わるには悲しいですね!
でも、これ裏返せばカルテが手書きの時代は、先生ごとに書き方が違ったということです。字がきれい・きたないもありますね。カルテ開示の時代です。患者側から見れば、見やすいカルテの方が助かります。その意味では、電子カルテを含めITはより便利になり、社会貢献をしているわけです。※電子カルテのカルテ入力画面・操作方法はメーカーで異なりますが、印刷時にはほぼ統一されたフォーマットになっています。
【おまけの雑学】
”カルテ”は、ドイツ語(karte)。日本語なら”診療録”。英語なら”medical record”。カルテがドイツ語でも医師がドイツ語ができるかどうかは関係ありません。
では、また・・・(^^)/~~
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